理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

2017-01-01から1年間の記事一覧

早稲田大による小保方氏の学位剥奪問題の件

早稲田大による小保方氏の学位剥奪問題について、おさらい的にメモしておきます。 早稲田の第三者委員会では、詳細な調査(論文指導・審査教官らのヒアリングや、ハーバードでの現地調査も含めて)がなされ、その結果、小保方氏が、学位授与審査のための公聴…

【補足】「早稲田大学ですら従うほかないような力」の源泉の一つとしての大学評価制度ー評価基準に学位授与方針

大学は、大学法人になって以降、文科省が認める認証評価機関の評価を受けなくてはならないことになっています。その評価基準の中に、学位授与方針、基準等について定められています。これに照らして、「捏造」認定された研究者に対して学位を維持することに…

小保方氏の学位剥奪は文科省の意向反映?!―文科省のスキャンダル的色彩が・・・

本日発売の婦人公論の、小保方晴子日記(第23回)を読みましたが、冒頭から、重大な話が書いてあります。 本当だとすれば、「STAP細胞事件」は、文科省のスキャンダル的色彩を帯びてきます。 「2015年11月3日(火) 間違って私の元に送られてきて、たまた…

NHKスペシャル「追跡 東大研究不正」を見ました

本日夜9:00~放映された NHKスペシャル「追跡 東大研究不正 ~ゆらぐ科学立国ニッポン~」 を見ました。 http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20171210 淡々と事実関係を追い、背景と今後の改善のための模索等がまとめられていて、よか…

若山氏の実験ノートが開示されない理由はないのではいか?

小保方氏と若山氏の実験ノートの開示請求に対する不開示決定書を、DORAさんが改めて紹介されています。 https://blogs.yahoo.co.jp/nx3262p0yz057j/16026236.html 不開示決定書を交付された直後の8月にも紹介されていましたが、その際、私のほうで、以下の実…

「米国でもSTAP論文の不正調査が始まるぞ」という話はどうなったのか??

ところで、思い出しましたが、桂調査報告書が出される前後から、「ハーバードでも不正調査が始まるぞ。米国の不正調査は表立ってはなされないが、日本のように甘くはないから厳しい処分になるだろう」という話が、盛んに言われていました。 あの話はどうなっ…

【補足】STAP特許出願関係―コメント一括転載

前回記事のコメント欄にだいぶ書きこみましたので、こちらに一括転載しておきます。 ●特許が認められれば、小保方氏が研究にじっくり専念できるだろう、というのは、STAPに否定的な栗原弁理士の見解からくる帰結です。 ◎「日本の「STAP特許出願」拒絶理由に…

STAP特許出願は、補正+継続審査請求に-いよいよ特許化なるか?

コメント欄で、「宝山」さんが書かれているとおり、今日アクセスしてみると、補正の上、継続審査請求(RCE)が出されていました。 継続審査については、以前にも書いたことがありますが、米国では最終拒絶理由が打たれたのちでも、何度でも継続審査請求をし…

バカンティ氏の特許出願における脊髄損傷治療の実施例

そういえば、もう一つの特許出願であるバカンティ氏+小島氏によるものについて、以前、JISAIさんが、次のように紹介されていたのを思いだしました。 「特許本文と参照データは2014年3月のSTAP特許と重複している部分がありますが、タイトルがSTAP特許の「GE…

【備忘】もう一つのSTAP特許出願の動き

大詰めの局面にきているはずのSTAP細胞の特許出願ですが、それとは別途のバカンティ教授によるもう一つの特許出願の審査状況について、先日ご紹介しました。 ◎「もう一つのSTAP特許出願も成立すれば、STAP細胞は名実ともに復権する」 https://blogs.yahoo.co…

なぜ若山氏は、「共同研究者から譲与されたSTAP幹細胞」と表現したか?

1 若山氏の「共同研究者から譲与されたSTAP幹細胞」との表現について もし、2014年3月に若山研が解析し、更に第三者機関に解析に出すとされた細胞が、若山氏が小保方氏に対して株分けした細胞のことだ、との前提に立つと、なぜ若山氏は、「共同研究者から譲…

研究成果有体物規程等から見るMTA締結の要否―何を公開請求すればいいか?

Ooboeさんが、有志の会の「STAP細胞事件についての議論」の記事のコメント欄で、情報開示文書の内容を、順次紹介されつつあります。 http://blog.livedoor.jp/obokata_file-stap/archives/1064582234.html その中で、MTAの開示の件について紹介されています…

Ooboeさんのパートナーさんが情報公開資料の公開に転じたそうです

Ooboeさんが、したらば掲示板の最新版で書き込んでおられました。 ****************************** 936: Ooboe :2017/10/08(日) 14:45:15 パ-トナは、司法戦略を変えるようです。 証拠資料を奥の手として公開を保留する 方…

【番外編】現在の政治における混乱について

今回は、政治の季節なので、ちょっと番外です。 STAP細胞事件においては、マスコミの役割放棄と、情報リーク者の拡声器と堕したことが、大きな問題の一つでした。 マスコミは、「国民の知る権利に貢献する/代行する」ことを標榜しているわけですから、問題…

泣いても笑っても特許出願の可否はあと1か月半で判明―認容後の一連の検証機運の高まりに期待

前回記事のコメント欄での自分のコメントが長くなってしまったので、こちらにまとめて、記事として再掲しておきます。Ooboeさのコメントに関連してのコメントです。 検証実験結果について、丹羽氏報告の「少数ながらOct4の有意な発現と結論した」との点、相…

STAP特許出願の補正は、やはり丹羽氏の検証実験論文が決め手だったー特許認容となれば丹羽氏が立役者

先日、栗原潔先生が紹介されていた、ハーバード大による日本での特許出願の補正について、見てみました。 これをみると、先日の小生の記事で書いた次の点は、やはりその通りでした。 https://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/18080801.html 「「多能性細胞を…

理研による論文投稿料返還請求に関する小保方氏の苦悶のこと

今回の小保方氏の日記の「17」を読むと、例の論文投稿料60万円の返還をするか否かで、精神状態が大きく揺れ動いている様子が描かれています。 弁護士からの、「訴訟になって辛い思いをするのは小保方さんだけ。得るものはなにもなく、時間も労力も奪われ…

【補足】もう一つのSTAP特許出願の内容(日本特許庁で6月に公開された翻訳文)

もう一つの特許出願であるバカンティ氏+小島氏によるものの審査状況はどうかと思い、WIPOのサイトに載っている出願番号から、日本の特許庁でのサイトを辿ってみました。 工業所有権情報・研修館のJ-Plat-Pat というデータベースから、出願状況、審…

もう一つのSTAP特許出願も成立すれば、STAP細胞は名実ともに復権する

前回記事で ◎「日本と米国でのSTAP特許出願の新展開!―特許が認められて逆転サヨナラの可能性?!」 を書き、その追加補足で、コメント欄で、浮かれ気味にあれこれ書きましたが、その浮かれての延長で、特許成立後の展開を考えてみました。 ■この特許出願の…

日本と米国でのSTAP特許出願の新展開!―特許が認められて逆転サヨナラの可能性?!

■日本でのSTAP特許出願に関しての栗原潔先生の記事が、各所で紹介されています。 ◎「日本の「STAP特許出願」拒絶理由にハーバード大が想定外の応答」 https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20170914-00075755/ 「なんと9月7日にクレーム補正と意…

BPO委員たちも依然嵌っているNHKスペシャルの詐術―メディアの共犯的印象操作

■ところで、前にも書きましたし、何度でも書きますが、NHKの詐術に、委員会メンバーは、依然としてはまってしまっています。 そのことを、今回の在京キー局との意見交換会のやり取りでも感じました。 その点については、以下で書きました。 https://blogs…

BPOの在京キー局との意見交換会概要―沈黙せざるを得なかったNHK

BPOの在京キー局との意見交換会が、7月18日に開催され、その議事録が掲載されています。NHKと民放から17人が参加したとのことです。 https://www.bpo.gr.jp/?p=9201 今回は、二つの決定についての意見交換ですが、そのうちのひとつがSTAP細胞についてのNHKス…

実験ノートの情報公開請求に対する理研の不開示理由について

DORAさんのブログの8月24日付の記事で、理研が、小保方氏と若山氏の実験ノートの情報公開請求を不開示とした旨が書かれています。 https://blogs.yahoo.co.jp/nx3262p0yz057j/15820886.html *******************************…

改めて小保方氏による『あの日』の続刊を切望しますー①生メール等の参考資料編+②ハーバードのメール援用編

小保方氏の日記の第12~14回については、前回記事のような点を、読みながら感じました。小保方氏は、自身の無実を確信していることが全編から滲み出ていますし、自分だけが悪者にされたことについて、「腸(はらわた)が煮えくり返る」「怒り狂う」という表…

小保方晴子日記の第12~14回を読んでーハーバードのメールボックス/某大手新聞社の幻の一面記事 等

昨日発売の『婦人公論』8月22日号までの3号分の「小保方晴子日記」第12~14回を、改めてまとめて読んで見ました。 入院中の話なので、小保方氏にとって辛い場面がずっと続いていますが、しかしこれは、第11回の2017年5月2日付で書かれている通り、「一番つ…

日経新聞「『研究成果再現できず』、生命科学信頼揺らぐ 」との記事に関連して

一昨日の日経新聞の科学技術関連面(9面)に、興味深い記事が載っていました。生命科学で、研究成果が再現できず、信頼が揺らいでいるという記事です。 STAP細胞事件の際には、若山氏が論文撤回を呼びかける以前の時点では、同氏は、生命科学ではいかに再現…

7月27日開催のBPO事例研究会で、「STAP細胞報道に対する申立て」がテーマの一つに、「

BPOのサイトを見ていたら、 http://www.bpo.gr.jp/?p=9151&meta_key=2017 次のように、7月27日に、「BPO事例研究会」が開催される予定で、その際、2つの事例のうち1つが、「STAP細胞報道に対する申立て」だそうです。 なお、もう過ぎていますが、18日には…

『あの日』の裏付け資料編の続刊を期待します―それが真の潔白証明につながる!

今回の婦人公論では、2015年5月24日の日記で、BPO申立てに至る事情に触れられています。 以前から検討項目になっていたが、弁護団の中でも意見が分かれていたとあります。弁護士だけに、報道の自由、編集権等との関係で、なかなか微妙なところが認識されてい…

基本的取材をしないまま、悪質な印象操作をしたNHK

6 基本的取材をしないままに悪質な印象操作・誘導 BPOの人権侵害認定は、例の留学生のナレーションによって、小保方氏の不正入手疑惑という摘示事実は真実性の根拠がない、というものでした。NHKはそれに対して、それは正当な疑問の提示だと繰り返している…

開き直って恥じないNHK―BPOの存在意義を実質的に否定

6月会合の結果は、以下に書かれています。 http://www.bpo.gr.jp/?p=8946&meta_key=2016#iken2 ◎NHKの報告 http://www.bpo.gr.jp/wordpress/wp-content/themes/codex/pdf/brc/determination/2016/62/taiou/62_taiou_nhk.pdf ◎BPOの意見 http://www.bpo.gr.jp…