理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

4 『捏造の科学者』から浮かび上がる科学的論点-⑤「死細胞の自家蛍光」論について

STAP細胞の緑色発光について、否定派は、死んだ細胞の自家蛍光だとしていました。 須田記者の著書では、CDB出身のある若手研究者への取材ぶりを紹介しています。 「スマートフォンの小さな画面の中で、緑色に光る細胞が素早く動き回っている。一月の記者…

【補足】STAP細胞塊の混在性についての丹羽氏の説明

【補足】 丹羽氏の4月の記者会見時の、TCR再構成がSTAP幹細胞に見られないという点に関する発言を、須田記者が著書でまとめていますが、その中で、STAP細胞の塊りの中身について述べている箇所がありますので、載せておきます。当時、あまり気が付き…

3 『捏造の科学者』から浮かび上がる科学的論点-④「単一細胞で実験すべきだった」という指摘について

須田記者の『捏造の科学者』の中で、須田記者は、ネイチャー誌の査読者の査読コメントを「スクープ」しています。査読コメントを取材で入手して記事にしたことは、取材力の証しということで構わないのですが、よくあるマスコミの病弊で、スクープした内容に…

【補足】胎盤発光に関して-なぜ「正体」のES細胞で追試しようとしないのか?

【補足】(2015.2.22) 須田記者の著書では、胎盤の発光に関して、次にような記述もあります。 「時期は不明だが、STAP細胞が胎児だけではなく、胎盤にも分化する、という「発見」もあった。ある関係者は、そのときのことを次のように記憶している。 「…

2 『捏造の科学者』から浮かび上がる科学的論点-③TCR再構成の有無

次に、TCR再構成の話についての、丹羽氏、笹井氏、若山氏の見解が書かれていますので、紹介します。このTCR再構成がSTAP幹細胞に見られないことについて、論文の根幹が揺らぐものとして、疑念が指摘された点です。 他方、丹羽氏が、プロトコルエクスチェンジ…

1 『捏造の科学者』から浮かび上がる科学的論点-①ES細胞とTS細胞の混合/②胎盤の発光

毎日新聞の須田記者による『捏造の科学者―STAP細胞事件』には、マスコミによくある悪弊に陥っているところが少なからずあると思いますが、他方で、STAP細胞に関する科学的論点、当事者のメール・証言、研究者たちの反応、マスコミのあり方等に関して、多く…

雑感-小保方氏と竹市氏への懲戒処分(相当)に関連して・・・

ちょっと今回の記事は、憶測になってしまいますが・・・・。 理研の小保方氏ら懲戒処分(相当)に関する記者会見を見ながら思った点です。 二点ほどありまして、 最初の点は、懲戒委員会の構成に関連してのことです。 人事部長の説明によれば、懲戒委員会は…

小保方氏らの処分決定に関する理研記者会見のお粗末さ―「告訴検討」の説明は支離滅裂

先ほど、理研の小保方氏らの処分決定に関する記者会見の録画を見終わりました。 https://www.youtube.com/watch?v=Uyelj40RxOI お粗末な代物だと思いました(他の方の捉え方とは別の意味でですが・・・)。 本当にお粗末です・・・。理研には、こういう事務…

STAP特許出願前提の研究成果を、理研所内で他と同列に発表することのリスク

コメント欄での特許出願に関するご質問が続いていますので、まとめてご説明しておきます。これまでのコメント欄でのやりとりも併せてご覧下さい。それの続きになります。 ①理研をはじめ独立行政法人、公益法人、大学法人等の研究機関は、いずれも非営利の研…

本ブログの昨年12月以降の記事一覧です

本ブログの昨2014年12月以降の記事を整理しました。 なお、時期別には以下の通りです。 ●2014年4月以降のSTAP細胞関係記事一覧―テーマ別分類 ●2014年12月~2015年2月の記事 ●2015年ブログ記事のテーマ別一覧(9月初めまで) ●再現実験、検証実験結果発…