理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

2016-01-01から1年間の記事一覧

【備忘】独法の情報公開結果に対して不服がある場合の審査請求

情報公開制度について、備忘録として残しておきます。 行政庁や独立行政法人に対する情報公開請求に対する開示結果について、不服がある者は、審査請求をするこことができ、その場合には、その請求を受けた行政庁、独立行政法人は、原則として、情報公開・個…

BPO1月会合で決定文の了承はほぼ確定―全員一致での結論は確実

コメント欄でご教示いただいた通り、BPOの人権侵害委員会の12月20日会合の議事録が、27日に公表されました。年内の御用納めまでに、ということで、早めにアップされた感があります。 http://www.bpo.gr.jp/?p=8899&meta_key=2016#h_01 「今回の委員会では、…

改めて理研の情報公開のスタンスについて―棒グラフは「法人文書」であることは明らか

ooboeさんから、前回の私の記事に関して、一研究者ブログのNo7420で、 コメントをいただきました。 http://blog.livedoor.jp/pyridoxal_phosphate/archives/57682248.html 開示情報の今後の整理をお待ちしたいと思いますが、この検証実験に関するデータ…

研究者と出勤管理―実態は?研究日誌と矛盾することはないのか?

これは、まったく知識も土地勘もないので、門外漢の素朴な疑問として書くのですが、研究者の方々の出勤管理というのは、どういうことになっているのでしょう・・・? コメント欄でのやり取りに触発された面もあるのですが、もともと、小保方氏のメチル化細胞…

理研が情報公開方針を転換!―小保方氏HPの画像・データ、『あの日』記載の実験データが裏付けられるのは時間の問題?

コメント欄で、nnooさんから、 「一研究者プログのライター粥川スレを覗いたら、ooboeという方が、この方のパートナーが、次次理研から重要資料を入手して、資料をもとに、小保方エール派としての根拠を遡りましたら9月あたりから展開されてます。・・・小保…

破綻が一層明白となった石川氏の告発―謀略的疑いが濃厚に

DORAさんが、佐藤氏の新刊のコメントをされています。 http://blogs.yahoo.co.jp/nx3262p0yz057j/15323968.html 遠藤氏の解析に対する外部有識者の検証結果は、全文40ページにわたる大部のものなのだそうです。 また、若山清香氏作製の2本のチューブに関して…

遠藤氏の解析は、外部識者の検証報告でほぼ全否定されていた-佐藤貴彦氏の新刊より

佐藤貴彦氏の最新刊 『STAP細胞-事件の真相』 を入手しました。 まだ、ざっと斜め読みで眼を通しただけですが、期待通りの内容のような印象です。 それで、とりあえず、目に入った1点だけご紹介しておきます。 本ブログで何度も言及してきましたが、遠藤氏…

400年の寿命を持つスマホバッテリーの発見もSTAP細胞、MUSE細胞発見も偶然の失敗から

MSNのニュースをみていたら、ライフハッカー日本版というサイトの記事の紹介がありました。 「大学院生が偶然発見!スマホのバッテリー寿命を400年にする方法」 http://www.lifehacker.jp/2016/12/161218_years_battery_last.html 最初に電子レンジ、ペニシ…

本日12月20日のBPO会合で決定案の「大筋了承」なるか?

BPOの人権侵害委員会では、本日20日の午後(夕方?)から、第4回起草委員会での修正を経た決定案の審議が行われる予定です。 今回で決定案の大筋了承となるのか、それとも継続審議になるのはわかりませんが、もし大筋了承となった場合には、公表される議事…

BPOの次回会合は12月20日―更に修正した決定案を審議予定

11月15日会合では、継続審議との結果でした。 http://www.bpo.gr.jp/?p=8849&meta_key=2016#h_01 「今回の委員会では、10月末に行われた第3回起草委員会での議論を経て提出された「委員会決定」修正案について各委員が意見を出した。次回委員会までに第4回起…

11月15日予定のBPO会合で「大筋了承」なるか?―法律系識者による初めての見解に

BPOの10月会合は、10月18日に開かれていますが、その時点では継続審議となっていました。 http://www.bpo.gr.jp/?p=8820&meta_key=2016#h_01 「今回の委員会では、前回に引き続き「委員会決定」案について審理した。各委員から出された意見を踏まえ、…

改めて、STAP細胞の混在性を述べた丹羽氏の解説を読み返しての素朴な感想

1年半前近くの記事で、須田桃子氏の『捏造の科学者』の中で、丹羽氏がSTAP細胞塊の混在性について語っている部分を抜粋して紹介したことがありました。 【補足】STAP細胞塊の混在性についての丹羽氏の説明 http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/16300221.htm…

【補足】常温核融合とSTAP細胞

前回記事の補足です。 エセ科学とレッテルを貼られていた常温核融合の再評価が加速との記事―STAP細胞の経過と酷似 http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/17580027.html 常温核融合に関しては、いろいろとドロドロの裏もあったようですね。特許が絡んでいて、…

【備忘】和戸川純氏の「小保方晴子が愛するSTAP細胞 」記事からの抜粋―示唆に富む指摘の数々

和戸川純さんの「夢と現実のエッセイ評論」というブログにある「小保方晴子が愛するSTAP細胞 」と題する記事は、「ryobu-0123のブログ」や他のブログのコメント欄でも紹介されていますが、読めば読むほど、興味深い指摘が少なからずあると感じます。 http://…

エセ科学とレッテルを貼られていた常温核融合の再評価が加速との記事―STAP細胞の経過と酷似

数日前の新聞に、エセ科学とのレッテルを貼られていた「常温核融合」が再評価されているとの記事があったので、ネットで検索すると、最近再現されつつあって、結構盛り上がっているということを知りました。 日経新聞が、昨年7月と今年9月に、日経BP系の…

相澤論文に対するAustin Smith教授らのコメントに対する相澤氏の回答と論文リバイス

F 1000research.というサイトで、6月1日付で掲載され相澤氏の検証実験論文ですが、Irene de Lazaro氏とAustin Smith教授のコメントに対して、相澤氏が回答し、論文修正をしているそうです(9月27日付)。 ※中村公政さんの「白鳥は鳥にあらず」ブログの最新記…

『選択』誌での東大研究不正疑惑問題記事のご紹介

昨日発売の月刊誌『選択』10月号に、東大医学部の不正疑惑問題について記事が載っていました。週刊誌サイズで4頁ですから、『選択』誌としては長文記事の部類です。 タイトルは、 「東大医学部で「STAP級」論文不正―税金が消えた「糖尿病研究」の暗部」 と…

BPOの9月会合議事録より・・・遅ればせながら・・

BPOの9月会合の議事録が公開されたことについては、既に各方面でご指摘があるとおりで、まだ継続審議ということのようです。 http://www.bpo.gr.jp/?p=8767&meta_key=2016#h_04 議事録といっても、最後の2行以外は最初から毎回同じで、それ以外の最後の2~3…

東大の研究不正の調査決定と、マスコミ、学会の役割について

「研究不正」とマスコミ、科学コミュニティの関わりについて書いてみたいと思います。 「研究不正」については、告発等に基づき、予備調査において調査する必要があると認めれば、本調査に移行して不正調査委員会を発足させ、慎重に調査の上、一定期間内に結…

含蓄がある一文を大隅理事長に寄せた海外の日本人研究者―改革委の「解体」提言を深く憂慮

念のため、理研改革委を批判した昨年のネイチャー誌の記事についての小生のブログ記事をご紹介しておきます。 http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/16472184.html 「海外の研究者からCDB解体に反対する150通以上もの手紙が寄せられたが無視され、日本学術会…

東大の不正疑惑に関し、岸、塩見両教授は、対CDBと同一基準で所見を述べるべきである

■ 東大が、研究不正告発のあった6研究室、22本の論文の本調査に入ることを、今日(20日)発表したそうです。 http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092000603&g=soc 密接に関係のある組織なら、普通は、間髪をいれず声明を出すと思いますが、分子生物学会が…

【メッセージ】 木星さんへ

木星さんへ 暫く落ち込んでおられたようでしたが、また記事が復活したようで何よりです。安心致しました。 一連の騒ぎの中で、木星さんがブログでぽろっと書かれた、「小保方さんあっての私であり、私がいくら叩かれても関心を持たれない」という趣旨の短い…

STAP論文撤回過程の前代未聞振り、異様さ―組織内行為であれば懲戒処分必至

STAP細胞、幹細胞に関する2つの論文は撤回されたわけですが、その撤回過程は、それこそ前代未聞だったと感じます。最もおかしいと思うのは、共著者が撤回にサインした理由が、実際には間違っており、実際に、公表された撤回理由からははずされていたという…

BPOは、「NHK放送ガイドライン」も含めて直接の判断指針にし得る

9月12日に、テレビ朝日の「世田谷一家殺害事件特番への申立て」に関する委員会決定が公表されました。 http://www.bpo.gr.jp/?p=8750&meta_key=2016 BPOの決定は、裁判と同様に、「解釈と判例」の積み重ねで行われる筋のものですから(=シングルスタンダー…

相澤氏の検証実験論文とその扱い、意義について

理研は、桂調査委の調査報告をもとにして、研究員がネイチャー誌に投稿・掲載されたものを、HPで紹介しているほか(昨年9月24日付)、丹羽氏によるその検証実験結果についての論文も同様にHPで紹介しています(本年6月13日付)。 丹羽氏の論文は、最初に投稿…

東大の「研究不正」告発とダブルスタンダード

最近少し仕事が忙しいため、あまりまとまった記事が書けませんが、近々また書くようにしたいと思います。 とりあえず、書きたいことを挙げると、 ○東大の研究不正とダブルスタンダード ○相澤氏の論文の位置づけ ○論文撤回過程の前代未聞振りと「撤回」の位置…

コメント欄続き

(注)以下は、コメント欄で、oTakeさんからご教示いただいた内容についてのコメントの続きです。分量が多いので、記事欄に書かせていただいたものです。 ******************************** ■情報開示請求をされたoTakeさん…

BPO8月会合結果―今回は「素案」で、次回以降に「決定案」の審理

コメント欄でご指摘のあったように、BPOでの委員会決定文素案の審理についての8月会合の議事録がアップされていました。 http://www.bpo.gr.jp/?p=8738&meta_key=2016#h_03 「・・・今回の委員会には、8月9日の第1回起草委員会での議論を反映した決定文の素…

本日(8月16日)のBPOで、起草された決定案が諮られる予定

本日(8月16日)午後から、BPOの定例会合が開かれ、NHKスペシャルについて、起草委員会が起草した決定文案が、諮られるはずです。 「今回の委員会では、7月13日に会合を開いた起草担当委員から「委員会決定」の骨子メモが提出され、それを軸に各委員が意見を…

【PPT資料】STAP細胞問題を巡る諸論点について

以前お知らせしましたが、この度、ブログ記事で取り上げたSTAP細胞問題に関する諸論点についてのパワーポイント資料をまとめました。 本資料作成の趣旨、問題意識については、以前お知らせした際の記事をご覧下さい。 http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/1…