理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

2016-01-01から1年間の記事一覧

【記事一覧5】2016年5月~2016年8月10日ブログ記事のテーマ別一覧【STAP細胞問題】

2016年5月20日~8月10日までの記事一覧です。 それ以前の記事一覧は、以下をご覧ください。 ① 2014年4月以降のSTAP細胞関係記事一覧―テーマ別分類 ② 2014年12月~2015年2月の記事 ③ 2015年3月~9月初ブログ記事のテーマ別一覧 ④ 2015年9月~2016年4月ブログ…

【補足2】研究試料を外部に提供・受け入れる場合にはMTA締結が必要と規程で定められている

MTAについて、「がんばれ小保方晴子先生!」のサイトで、島野浩一さんのコメントを拝見して気が付きましたが、MTAでは、帰属(所有権)は、元の所属機関にあり、その貸与というか使用権を与えるという形を取るのが一般的なのですね。たしかに、情報公開され…

【補足】所属機関の変更を伴う場合のMTAの締結の必要性について

前回記事のコメント欄で各種コメントをいただいていますので、補足的にご説明しておきたいと思います。 ■「このままでは、窃盗で訴える」と理研が言ったという台詞について 「窃盗で訴える」という小保方氏の手記で伝聞として記載された台詞ですが、事務方の…

「理研研究員遺伝子産業スパイ事件」を踏まえたMTA締結の重要性

研究試料の移譲に関するMTAの締結について、DORAさんが書いておられましたが、私も少し別の角度から書いてみたいと思います。 理研当局が、若山氏に対して「手続きをしなければ窃盗で訴える」と警告したという、『あの日』で記述された点は、2001年に発生し…

若山研の「留学生」李氏のインタビュー回答の感想

「一研究者~」ブログのコメント欄で、「感想」さんが、NHKスペシャルにもインタビューを受けていた「留学生」のLi氏に直接、メールで照会された結果を紹介しておられます。 以下のコメント欄の5328以下になります。 http://blog.livedoor.jp/pyridoxal_…

【補足】いよいよBPOで決定案の起草作業に!

「委員会決定」についての過去の例は、以下のサイトの右側に年度別の箇所をクリックしていただくと、コンパクトに決定内容と要点が書かれています。 http://www.bpo.gr.jp/?page_id=1129&meta_key=2015 これをみると、「見解:問題なし」「見解:要望」とい…

いよいよBPOで決定案の起草作業に!-暑い夏になりそう・・・!

本日午後、BPOの7月19日会合の議事録が公開されました。 http://www.bpo.gr.jp/?p=8715&meta_key=2016#h_02 いよいよBPOで決定案の起草作業に入ることになりました! 「今回の委員会では、7月13日に会合を開いた起草担当委員から「委員会決定」の骨子メモが…

現在パワーポイント資料を作成中です-論点ごとの材料整理の意味で

■ 現在、STAP細胞問題に関し、本ブログで問題提起してきた論点について、パワーポイントの形で整理したものを作成中です。 パワポの形でまとめては?というお勧めは、コメント欄でもいただいていましたし、私も前々から、頭の整理のつもりでまとめようと思っ…

若山氏のノーコメント状態や、ES細胞混入との「科学的決着」に、冷水をかける可能性がある今後の展開

若山氏のノーコメント状態や、ES細胞混入との「科学的決着」に、冷水をかける可能性がある今後の展開としては、2つの可能性があるのではないかと思います。 一つはBPOの決定であり、一つは小保方氏側による名誉棄損訴訟です。 第一のBPOの決定ですが、今月1…

STAP細胞の幹細胞化研究で若山氏の関与が低かったという構図の誤り

木星さんのビジネスジャーナル記事について議論がなされていますが、 http://biz-journal.jp/2016/07/post_15816.html STAP細胞問題の基本的構図について、理研(当局と各委員会)が発しているメッセージと、それをもとに形成された世間の受け止め方とは相容…

【備忘】桂不正調査委員会の2人の検事出身弁護士氏について

参院選の開票の真っ最中ではありますが・・・(笑) ちょっと話がそれるのですが、STAP細胞の不正調査委員会の委員の中の弁護士出身委員について、備忘的に書いておきたいと思います。 石井調査委員会の渡部惇氏は、検事出身者で、「改竄」「捏造」の定義を…

STAP特許出願に対する米国特許庁の拒絶理通知の項目

USPTOのPubPairのサイトで、7月6日付の拒絶理由通知の内容がアップされていたので、アクセスしてみました。 米国での出願は、以下のサイトから入って閲覧します。 http://portal.uspto.gov/pair/PublicPair (ApplicationNumberを 「14/397080」 と入れてSear…

パラダイムシフト的革新研究の受難の歴史―ES細胞も最初は誰もできなかった、Muse細胞も拒絶査定を受けた

STAP検証実験の中間報告の会見時に、質疑応答で相澤リーダーより以下のような発言がありました。 「小保方さんを参加させている意義は、発展段階の研究においてはその人がやらないとできないというという事がどうしてもサイエンスにはある。例えば、ES細胞で…

米国でのSTAP細胞特許出願の実体審査がいよいよ開始

コメント欄で、「den*****」さんから、STAP特許出願で動きがあったとのご紹介がありました。 http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/17406762.html#17411023 「米国特許商標庁(USPTO)から、Non-Final Rejectionが7/6付で発行されました。いよいよUSPTOでも…

STAP検証実験の正当性にも関わる、小保方氏HPの画像等の実験上の扱い

小保方氏参加の検証実験のデータの記録、開示範囲の問題について、もう少し考えてみました。これは、検証実験結果の正当性にも関わる重大な問題だからでです。 まず、以下の4点を整合させるためには、どう考えればいいのか、ということなのですが、 ① 理研…

小保方氏のHPの画像の存否、その情報公開に関するコメント欄での小生のコメント

私の場合、基本的には記事でまとまった形で述べるのが通常なのですが、コメントしているうちにだいぶ増えてしまいましたので、小保方氏のHPの画像の存否、その情報公開に関する小生のコメントをまとめて抜き出しました。 いずれも、以下の2つの記事における…

理研に対する検証実験に関する情報公開の考え方についての質問書

どなたか、理研の情報公開窓口や広報に、次のことを確認していただくと、問題点がより明確になると思います。このままコピーしていただいて構いませんので。 できれば、文書で回答ほしいところですが・・・。 【訂正】 以下で、「行政文書」という用語を使っ…

BPOの6月会合議事録アップされています―いよいよ起草に入るか?

6月21日の定例会合の議事録がアップされていました。 http://www.bpo.gr.jp/?p=8691&meta_key=2016#h_02 「前回委員会で行った被申立人のヒアリングを受けて、委員会から送った追加質問に対する回答書等がNHKから提出された。今回の委員会では、この回答書も…

【補足】小保方氏HPの画像に関連する理研の回答について.

少し、諸々感じたことを、補足的に書いておきたいと思います。 1 小保方氏のHPの画像、データに関する理研の「不存在」回答について 三木弁護士の投稿での説明では、検証実験で撮られ、8月初旬に検証チームで共有されたものとのことでした。それで、理研に…

小保方氏HPの画像に関連する理研の回答の大きな疑義―①「行政文書」解釈の恣意性 ②相澤氏論文との明白な矛盾

小保方氏のホームページの画像の由来について、三木弁護士が「がんばれ小保方晴子先生」のサイトに投稿しています。 https://m.facebook.com/groups/1393691510903463?view=permalink&id=1714969948775616 あの画像は、検証実験で撮られ、8月初旬に検証チー…

3 BPOヒアリングにおけるNHKの主張の問題点について(3)

BPOヒアリングにおけるNHKの主張に対するコメントの続きです。 この一連の記事では、BPOでの審理の際に、NHKの主張に対する反駁となり得る台詞を中心にしており、できる限り、外形的・客観的に明らかになっている材料をもとに構成しています。 BPOの審理は、…

2 BPOヒアリングにおけるNHKの主張の問題点について(2)

続き) ■ 申立人が、視聴者に伝わったのは申立人によるES細胞の窃盗疑惑である、と主張している点については、「盗んだかどうかはわからないが、ファクトとして留学生のES細胞がそこにあったことを伝えた」「番組では、アクロシンが入ったES細胞の話はいった…

1 BPOヒアリングにおけるNHKの主張の問題点について(1)

BPOの5月31日臨時会合でのNHKへのヒアリング概要が、15日に公開されました。 http://www.bpo.gr.jp/?p=8675&meta_key=2016 また、これに合わせて、4月26日の臨時会合での小保方氏側へのヒアリング概要も、詳細版がアップされました。これまでは、ヒアリング…

少々遅いような・・・①特許出願人の名義変更届 ②BPOの5月31日会合の議事録公開

少し、遅すぎないだろうか?・・・と感じるのは、特許庁への出願人名義変更届の掲載と、BPOの5月31日の臨時会合(NHKへのヒアリング)の議事録の公開です。 特許出願人の名義変更(=権利者の変更。日本の場合には、権利者が出願人でなくてはならず、権利者…

続き)

【請求項50】 対象に細胞または組織を投与する前に、予め規定された細胞系列に沿って多能性細胞を 分化させる工程をさらに含む、請求項49記載の方法。 【請求項51】 多能性細胞を含む組成物であって、多能性細胞が請求項1~45のいずれか1項記載の …

特許出願権を第三者に譲渡する以上は、瑕疵担保的責任が問われない程度の裏付けがあるのではないか?

特許出願権の譲渡に関して、少しもやもやするところがあるので、書いてみて、知見のある方のご意見を伺いたいと思うのですが、それは、 「特許出願権を、共同出願者以外の第三者に譲渡する場合に、瑕疵担保責任的なものはないのだろうか?」 ということです…

【補足2】ハーバード大の巨大な投資ファンド―VCell Therapeutics社は、大学発ベンチャー企業的な可能性はないか?

VCellTherapeutics,Incの出資者がどういう構成なのか、気になります。ハーバードの大学ベンチャーキャピタルから直接又は間接に資金が入っている可能性はないでしょうか? それで、ハーバード大の大学ファンド関係で次のわかりやすいサイトがありました。元…

【補足1】VCell Therapeutics社は、大学発ベンチャー企業的な可能性はないか?

「den*****」さんがコメント欄で次のように書かれていたのに触発されて、更に調べてみました。 「私はむしろ、Assignmentの4行目の"in care of CognateBioServices"に引っ掛かりました。これ「気付」ってことですよね? Gangei氏はCognate BioServicesのCEOの…

VCell Therapeutics社は、大学発ベンチャー企業的な可能性はないか?

ふと思ったのですが、 VCell Therapeutics社 というのは、大学発ベンチャー企業として設立されたものではないのだろうか? ということでした。もちろん、違うかもしれません。 日本でもさかんに、大学発ペンチャー育成だ、大学ベンチャーキャピタルだ、TLO(…

VCell Therapeutics社の代表のJ. Kelly Ganjei氏のプロフィール~バイオ研究者で早期再生医療のベンチャーキャピタルCEO

さて、B&W病院からSTAP特許出願の権利譲渡された VCellTherapeutics, Inc という企業のことは、検索しても出てこないので、よくわからなかったのではないかと思いますが(Vをヴァカンティ教授の頭文字では?という憶測もありました)、EPOのサイトに掲載され…