少々遅いような・・・①特許出願人の名義変更届 ②BPOの5月31日会合の議事録公開
特許出願人の名義変更(=権利者の変更。日本の場合には、権利者が出願人でなくてはならず、権利者の変更は出願人の変更を以て示されます)については、欧米諸国では既に行われ公示されており、日本も、Assignmentに従って譲渡するのであれば、さすがにもうそろそろ、工業所有権情報・研修館のJ-Plat-Patに掲載されてもいい時期だと思うのですが、なぜか掲載されないままです。
審査請求が4月22日ですから、それから間もなく2カ月が経とうとしています。仮に事務的なミスで遅れたとしても、2カ月もあれば改めての手続きはできるのではないかと感じます。弁理士の栗原先生によれば、手続きから4~5日で反映されるのが通常、とのお話ですし、日本では、出願人変更が権利保有者の変更に直結するために第三者に公示する意味合いもありますから、早期に反映することが求められると思われます。
それが、未だに反映されていないということは、果たして名義変更届が出されているのだろうか?という気にもなってきて、木星さんのところに、特許出願は譲渡されていないという情報も入っているというお話もあって、どうも気になるところです。
・・・と言っているうちに、反映されるのかもしれませんが・・・。
※ 工業所有権情報・研修館のJ-Plat-Pat というデータベースから、出願状況、審査状況が検索ができます。
その右端の「経過情報」タブの、
「1.番号照会」とありますので、そこに、「2015-509109」 というSTAP特許出願の番号を入れて検索すると、表示されます。その右上の「審査書類情報」をクリックすると、4月22日に、B&W病院から審査請求がなされていますが、まだ2015年3月30日付で提出されているような、「出願人名義変更届」は記載されていません。
■ 次にBPOの5月31日会合の議事録公開についてです。通常パターンですと、2週間以内には、公開されるかと思いますが、14日現在、まだ未公開です。
議事録といっても、具体的に議論の内容が書かれるわけではありませんが、引き続きヒアリング結果を踏まえて論点について議論するのか、それとも決定の起草に入るのかが分かるだけでも、今後の方向性や決定時期等を推測する上では大変役立ちます。会合が何時間かかったかをみるだけでも、ヒアリングなり議論の白熱具合?が感じ取れます。
他の事案の例をみると、ヒアリングが終わるとだいたい起草に入るパターンが多いのですが、本件の場合には、論点も多岐に亘りますから、もう少し論点ごとに方向性を整理するために会合を重ねるのかもしれません。
次期会合が、6月21日ですから、そこで方向性が見えてくるのかもしれませんが、
5月31日会合の結果を、2~3行でいいですから、早く公開してほしいところです。
今週中には出るのかもしれませんが・・・。