理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2 STAP問題の基本的構図を揺るがす可能性のある小保方氏による提示事実

前回の続きです。 4 検証実験の制約(P217~225) ○「魔術を使うことを防ぐため」の制約各種 ・監視カメラや立会人による24時間監視 ・実験室に持ち込むもの、手に取るものはすべて記録。 ・ほんの少し手を動かすこと、持ち直すこともできなくなった…

1 STAP問題の基本的構図を揺るがす可能性のある小保方氏による提示事実

一通り読み終わりました。 この本に書かれたことの一部なりとも、もっと早い段階で公開されていれば、世の中の動きや受け止め方もまた、だいぶ変わっていたのではないだろうか・・・という気がします。小保方氏は、何を言われても、理研の上司から「無視する…

小保方氏にとっての強力な武器になり得る今回の手記―認識に影響を与える材料が多数

今日の昼休みに、やっと小保方氏の手記が購入できました。平積みがなくなっていたところに、書店の人が3冊補充したのをすぐ手にとって確保することができました。 まだ、もちろん全部は読めていませんし、斜め読みで拾い読みした範囲ではありますが、貴重な…

STAP細胞と小保方氏を全面擁護していた若山氏が、唐突に単独で撤回を呼び掛けた背景は?

先ほどの記事の続きになりますが、 http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/17097866.html 小保方氏であれ、若山氏であれ、ES細胞を混入して「新万能細胞のSTAP細胞だ!」と世間と科学コミュニティを欺こうとしても、他の研究者が追試で成功するわけもなく、そ…

1月19日のBPOの審理状況と今後の見通し

BPOの1月19日会合の議事録が掲載されています。 http://www.bpo.gr.jp/?p=8504&meta_key=2015#h_03 「今回の委員会では前回に続いて起草担当委員が提出した「論点メモ」に沿って各委員が意見を述べた。その結果、次回委員会までに起草担当委員が、論点と…

ES細胞混入説の当否に結び付く材料は?

既に他のブログのコメント欄では、さまざまなご指摘が出ています。 もう手記自体を読んだ方、読んでいない方が混在している状況で、私もまだ読めていないのですが、もっとも気になるのは、「STAP細胞はあるのか、ないのか?」という点が、どうも曖昧になって…

小保方氏の手記発刊の意義と効用

小保方さんの手記『あの日』は、まだ入手できておらず、Amazonをみると、29日発売とありました。しかし、既にAmazonでは、読んでコメントしている方が数名いましたから(28日付で)、既に一部書店では、並んでいるわけですね(あるいは、キンドルで読んだの…

山中教授のインタビューから感じられる示唆的な点-暗々裡のSTAP細胞事件へのコメント??

前々回の記事で、山中教授のインタビュー記事をご紹介しましたが、 http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/17084496.html 我田引水的に解釈していると取られるのもなんでしたので、あえてご紹介せず、マウスの飼育の話にとどめたのですが、こういうことも語っ…

米国DARPAの思いもよらない発想の研究の一端

米国DARPA(ダーパ)の思いもよらない発想の研究の一端が、ニューズウィーク日本版で報じられています。 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160122-00163193-newsweek-int ●米軍の新兵器は「サイボーグ兵士」、DARPAが開発中 ニューズウィーク日本…

マウス管理の大変さを語った山中教授のインタビューから感じたこと

月刊誌で『WILL』というのがありますが、今月号(2月号)の特集で 「日本人よ、自信と希望を!」という、いかにもWILLらしい編集のものがあって、その中で、いろいろな人に語らせています。 そのうちの一編が、iPS細胞の山中伸弥教授へのインタビュー記事で…

【参考資料】米国防総省CDMRPの採択プロジェクト概要とAxoGen社の参画記事

1 バカンティ教授のCDMRP採択プロジェクト Stress-Altered Stem Cells WithDecellularized Allograft To Improve Rate of Nerve Regeneration Principal Investigator: VACANTI, CHARLES A Institution Receiving Award: BRIGHAM AND WOMEN'S HOSPITAL Prog…

バカンティ教授の米国防総省プロジェクトの成果発表の時に、改めてSTAP細胞が注目を集めるはず-軍学産共同プロジェクトとして展開中の模様

JISAIさんからの貴重なコメントをもとに、少し情報をたぐってみました。 1 米国防総省関係の「CDMRP」と「DARPA」の相違 バカンティ教授が2012年度(会計年度:10/1~9/30)のAWARDを受賞して70万ドル獲得したのは、 CDMRP(theCongressionally Directed Medica…

理研論文では、キメラマウスやテラト―マは分析、観察はできたのかどうか?

話は飛ぶのですが、昨年9月のネイチャー2論文の公表の時にも書きましたが、理研が投稿した論文で、テラト―マやキメラマウスの分析もしているように新聞報道で書いてあるのですが、そうなのでしょうか? http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/16823667.html…

ハーバード大のB&W病院は、ES細胞混入説には与していないことを強く示唆する新規の特許出願

コメント欄で、いろいろご教示ありがとうございます。 請求項では、STAP細胞には触れられていないとしても、明細書で、2014年9月のバカンティ研究室が公表した新プロトコルと新実験に触れられているということは、STAP細胞特許出願を前提とした特許出願…

バカンティ教授と小島氏の新規特許出願との関係は・・・??

読者の方から教えていただいたのですが、ハーバード大のバカンティ教授と小島氏が、特許出願しているようで、昨2015年3月19日に米国特許出願して、同年9月24日に公開されていますが、これは、STAP細胞の特許出願(2013年4月24日に米国特許庁に国際出願し、同…

2 iMuSCs細胞論文を巡る議論に関連して感じること―(2)STAP研究の「複雑な構図」の認識の必要性

MuSCs細胞論文を巡る議論をみて感じるのは、相変わらず、「小保方氏は自らの実験の存在の証明のために実験ノートその他のデータを公開せよ」「何で公開しないのか? 研究者として不誠実だ」「エア実験だから公開できないのだろう」「山中氏はすべての実験ノ…

STAP細胞研究が、米国防総省DARPAのプロジェクトに係わる(係わっている)可能性・・・

『選択』という月刊誌がありますが、その本年1月号の中に書評欄があります。 わずか1ページですが、その中で、注意を惹き付けた一文がありました。 今月号の書評では、 “The Pentagon’s Brain An Uncensored History of DARPA,America’s Top-Secret Millit…

1 iMuSCs細胞論文を巡る議論に関連して感じること―(1)特許出願との関係、功績の帰属等

iMuSCs細胞に関するVojnits論文をめぐる議論に関連して感じたことを、二、三点書いておきたいと思います。 第一は、iMuSCs細胞と、STAP細胞特許出願との関係です。 iMuSCs細胞と、STAP細胞とは、 ・外部刺激によって(完全か不完全かの差異はあるものの)初…