理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

5 NHKスペシャルの放送倫理上の具体的問題点(5) 【STAP細胞不正の深層】

【小保方氏=悪、若山氏=善という善玉悪玉論で科学を語る危うさ】 科学の世界は、勧善懲悪の構図で語られてはいけないことは言うまでもありません。しかし、改革委を筆頭に、このNHKを含めて、マスコミはほぼすべて、勧善懲悪、善玉悪玉論の構図でこのSTAP…

4 NHKスペシャルの放送倫理上の具体的問題点(4) 【STAP細胞不正の深層】

【ネイチャー誌インタビューの不自然さ】 NHKは、STAP論文を掲載したネイチャー誌にインタビューをしています。これも、不自然さを感じさせるところがあります。 語ったことはごくわずかで、発言内容は「我々も画像の加工に注意を払う必要があった」というこ…

3 NHKスペシャルの放送倫理上の具体的問題点(3) 【STAP細胞不正の深層】

【STAP幹細胞にTCR再構成がないことについての偏った報じ方】 STAP細胞問題が、急速に疑念が高まったのは、丹羽氏が実験プロトコルを公表した際に、STAP幹細胞にTCR再構成が見られない旨を書いたことが契機だったかと思います。これで、研究者たちが一斉に…

2 NHKスペシャルの放送倫理上の具体的問題点(2) 【STAP細胞不正の深層】

【若山氏に確認すべき点を、何ら確認も言及もしていないこと】 (1)間違いだった6月の発表内容について ES細胞混入と見立てる大きな根拠となっていた若山氏の6月での会見内容(自分の研究室にいたマウスからはできない旨)が間違いだったことが判明し、訂…

1 NHKスペシャルの放送倫理上の具体的問題点(1) 【STAP細胞不正の深層】

これまでの数回の記事において、次の点を説明しました。 1 NHKスペシャルの取材は、みなし公務員としての理研職員の、公益通報としての正当化もできない公益性が認められない秘密漏洩行為と著作権侵害行為の上に立ってなされたものであること。 それらは、…

小保方氏の実験ノートの無断公開と、著作権法41条の権利制限との関係(「時事の事件の報道のための利用」)

NHKによる実験ノートの無断公開に関して、その著作権との関係で、NHKが主張する権利制限条項の「時事の事件の報道のための利用」(第41条)の適用の可否について、念のため書いておきたいと思います。 著作権法第41条には、次のように規定されていま…

参考になる放送倫理・番組向上機構(BPO)の過去の決定例―「判例」のようなもの

放送倫理・番組向上機構(BPO)の、放送人権委員会のサイトに、過去の決定が多数掲載されています。 以下は、2015年のものですが、サイトの右欄に、1997年以降の年度が書いてありますので、それらの各年度をクリックすると、その年度の決定概要を見ることが…

【転載】「「NHKスペシャル調査報告STAP細胞不正の深層」を検証する会」に投稿されたBPO申立書要旨」(三木秀夫弁護士)

小保方氏の代理人である三木秀夫弁護士が、「NHKスペシャル調査報告STAP細胞不正の深層」を検証する会」に、BPO申立書要旨を掲載されているそうですので、転載します。 私はFaceBooKをやらないので、アクセスできないのですが、次のサイトに転載してあり…

リークをした理研職員は、特に高度な守秘義務を負う立場の者ばかり・・・という異様さ

理研職員のリークについては、須田記者の『捏造の科学者』にも、ある場面が描かれています。p224~で次のように書かれています。 「「CDB自己点検検証委員会の報告書案、目を通しに来られますか」 その頃、私はさる人物から願ってもない提案を受けた。数日後…

NHKスペシャルの放送倫理・番組審査機構への申立ての先にあるもの・・・

小保方氏側のNHKスペシャルについてのBTOへの申立てによって、その先にあるものが見えてくるような気がします。 第一は、理研改革委提言へのプロテストです。 NHKスペシャルと、理研改革委提言とは、構成、話の運び方がほぼ共通しています。 いずれも、第一…

【参考】NHKスペシャル「STAP細胞 不正の深層」の書き起こしサイト

NHKスペシャル「STAP細胞 不正の深層」の録画が削除されていますが、書き起こしたものを掲載されているサイトがありましたので、ご紹介しておきます。 完全起こしではありませんが、参考になります。 ●「テレビ♡まとめ」 「STAP細胞 不正の深層|…

小保方氏の実験ノートと電子メールの公開というNHK及びリーク者の著作権侵害行為

ところで、今回の小保方氏側からの申立ての中で、実験ノートの公開を著作権侵害だとしている点は、目を惹いたかと思います。 実験ノートの無断公開の実質は、上記(2)で述べたような、小保方氏や理研の知的財産、営業秘密の侵害だということだと思います。…

NHKに小保方氏の実験ノートと電子メールをリークした理研職員の刑事責任について

小保方氏側のBPO側への申立てにおいて、実験ノートの無断公開と、笹井氏との間の電子メールの無断公開について、それぞれ、著作権侵害、プライバシー・通信の秘密の侵害だとして機構に訴えています。 「番組が申立人の実験ノートの内容を放送したことについ…

STAP細胞に関するNHKスぺシャルの「放送倫理・番組向上機構」の「人権侵害」審理入り

放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会が、STAP細胞の論文不正問題を特集したNHKのドキュメンタリー番組「NHKスペシャル」について、審理入りした旨報じられています。小保方晴子氏が7月、委員会に人権侵害を申し立てていた由。 「ST…