理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

参考になる放送倫理・番組向上機構(BPO)の過去の決定例―「判例」のようなもの


 放送倫理・番組向上機構BPO)の、放送人権委員会のサイトに、過去の決定が多数掲載されています。
 以下は、2015年のものですが、サイトの右欄に、1997年以降の年度が書いてありますので、それらの各年度をクリックすると、その年度の決定概要を見ることができます。

 これらをざっと読むと、かなり幅広く放送倫理違反が認定され、時として、「人権侵害」の勧告がなされていることがわかります。
 なんとなく、どういう類いのものが放送倫理違反に当たり、どこまでやると人権侵害とされるのか、といった相場観がつかめるのではないかと思います。
 分かりやすく、各事案ごとに数行で要約されていますので、一読をお勧めします。
 
 これらの決定は、誰が申立てたかは関係なく、権力側であろうと、弱者側であろうと、ニュートラルな目でみて、判断しているように感じました。

 編集の仕方、演出の方法、取材方法、取材不足、タイトルの付け方、事前・事後の対応等、様々な観点から、倫理、人権上の判断を行っています。

●少々先走るようですが、あくまで個人的印象ですが、これらの決定を「判例」としてみると、今回のNHKスペシャルSTAP細胞不正の深層」は、最低限、「放送倫理上問題あり」との認定がなされるのではないか、という気がします。

 編集と演出の仕方、印象付け、取材方法、取材不足…等の問題を、順次、あの番組からピックアップしていくと、そういう判断におのずとなるように思います。
 本当に先走りですが、あのメールの読み上げナレーションは、「人権侵害」判断に間違いなく至るのではないでしょうか。

 今後、改めて、整理してみたいと思います。
 ただ、あの番組の録画はとっていなかったですし、NHKアーカイブスにもなく、ネット上の録画のアップは削除されてしまっているので、それをじっくり見ながら検討ができないのが残念です。以前、ブログ記事を書いたときにメモったものと、番組の書き起こしサイトなどをもとに記憶を呼び起こして検討してみたいと思います。