2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
話は飛びますが、どうもSTAP細胞問題に関する議論で理解できないのは、次のような主張の仕方です。 ○「桂調査委の結論がおかしいというなら、STAP細胞があると証明してみろ」 ○「STAP論文は撤回されたのだから、科学的にはゼロに戻った。だから、議論しても…
コメント欄で、特許出願の関係で議論がなされていますので、それに関して述べたいと思います。 先日の運営改革モニタリング委員会報告書の参考資料に、昨年6月の自己点検委員会報告書の抜粋が載っているのを読んでいて気がついたのですが、そこでは、次のよ…
ちょっと備忘録的に、今後のSTAP細胞問題に関する要注視点をまとめてみました。日本の科学界やマスコミ、世間は、もう終わったつもりでしょうが、そう簡単な話ではないと思っています。 以下の点が、順次出てきますから、そこでどういう話になるのか、興味津…
今月10日に発売された文藝春秋5月号に、毎日新聞須田記者と作家の宮部みゆき氏の対談が載っています。 「小保方事件の謎に迫る-STAP細胞 なぜ不正に手を染めたのか」 とのタイトルで、「科学史に残るスキャンダルを読み解く」がサブタイトルです。もっとも…
ちょっと話は違いますが、一連のSTAP細胞問題の報道の中で、若山研究室の室員に対する取材がほとんどないということを強く感じます。 NHKで言及された元留学生とか、大田氏とかの話は多少出ますが、もっと本筋の論点部分では、ほとんど登場しません。 ただ一…
STAP細胞問題が大きな問題となった背景のひとつとして、「論文撤回の相場観」の認識違いがあるような気がします。 今日の読売新聞に、ノーベル物理学賞受賞の益川教授のコメントが載っていました。 「◎益川教授「理研のSTAP宣伝が間違い」と批判 読売新…
若山氏の焦りと恐怖とから解放された安堵感は、直後の3月11日のインタビューの次の正直な(正直すぎる?)発言が、如実に物語っていると思います。 「著者の責任逃れのようで申し訳ないけれど、正直、もうここまで来てしまうと、STAPから手を引きたいと…
昨2014年2月24日時点で、若山氏が小保方氏を全面擁護していた後に、STAP細胞論文の取り下げを提案したのが、3月10日でした。 須田記者の『捏造の科学者』では、その3月10日の夜に若山氏を何とかつかまえて、電話インタビューをしています。テラトーマ画像と…
毎日新聞の須田記者の『捏造の科学者』には、笹井、丹羽、若山、西川の各氏ら関係者のインタビューや取材記録が掲載されていますが、興味深い発言が多々あります。 既に、丹羽氏や西川氏のインタビュー、取材での貴重な見方、意見についてはご紹介してありま…
若山氏の関係で、どうもよくわからないことの一つは、 若山氏は、自ら作製に成功したSTAP細胞、STAP幹細胞から、キメラマウスを作らなかったのか? なぜ作らなかったのか? という点です。 若山氏が、山梨大に移る少し前の、2013年2月に、小保方氏に教わりな…
今朝のコメント欄で、JISAIさんの以下のご指摘から、テレビ朝日「報道ステーション」の不適切編集の放送倫理違反決定を連想して、そのことをコメントしました。 [ JISAI ] 2015/4/7(火) 午前 7:03 自家蛍光確認の事実は、「共著者らとの相談の上で赤フィルタ…
須田氏の『捏造の科学者』に掲載されている若山氏のインタビュー発言が、なかなか興味深いものがあるので整理しているのですが、その最初の須田氏インタビュー記録の直前に掲載されている、ニコニコ動画の番組での西川前センター長の発言が、なるほどと思い…
弁護士ドットコムのニュースで、「小保方晴子弁護団」名で、NHKの3月24日のWebニュース(http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2015_0324.html)に関して、NHK及び理研に対して抗議書を提出した旨、報じられています。 「小保方さん弁護団がNHKに抗議…