理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

兵庫県警のES細胞窃盗容疑の捜査資料の内容を明らかにする方策―名誉棄損の民事訴訟の中で閲覧・開示を求める

今回の兵庫県警のES細胞窃盗容疑での告発案件が、被疑者不詳で送検後に、不起訴になるとして、そこでの県警の捜査資料が埋もれてしまうのは、真相解明の上でも惜しいことです。 BPOでの審理・決定と、その後の第三者委員会による事実関係、原因等の解明作業…

不起訴によるNHKスペシャルのBPOの審理への影響

今回のES細胞窃盗容疑での告発の不起訴処分によって、NHKスペシャルに関するBPOの審理にも影響が出てくるのではないかと思います。 NHKは、取材によってボックスの所在と、所有・占有関係とをトレースしていけば、「窃盗」という被疑事実自体、成り立たない…

ES細胞窃盗容疑での告発についての被疑者不詳での送検との報道について

石川智久氏によるES細胞窃盗容疑での告発について、兵庫県警が本日、被疑者不詳のまま書類送検したと報じられています。 一番詳しめの報道が、日テレNewsのようなので、引用します。 http://www.news24.jp/articles/2016/03/28/07325907.html *******…

8-3 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(8)―疑問⑦CDBの運営・組織改革提言にまで至るのは唐突で飛躍しすぎ。

(続き) なお、林GDのこのインタビューでの認識と、自己点検委との認識とはかなりのギャップがあると思いますが(小保方氏の採用経緯など、点検委の問題指摘を否定している部分があります)、竹市氏も林氏も見解が異なるというのであれば、いったい、この自…

8-2 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(8)―疑問⑦CDBの運営・組織改革提言にまで至るのは唐突で飛躍しすぎ。

(続き) 自己点検委報告書の構成は、次のようになっています。「Ⅰ」で検証している内容は、秘密主義、採用手続き・審査の不十分さ、囲い込み、第三者のチェック・関与の不十分さ等の指摘ですが、それらは既に述べたように、牽強付会なものであり、ともかく…

8-1 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(8)―疑問⑦CDBの運営・組織改革提言にまで至るのは唐突で飛躍しすぎ。

疑問7:あの検証内容からCDBの運営・組織改革の提言にまで至るのは唐突で飛躍しすぎ。 以上述べてきたことを踏まえれば、自己点検委員会報告書の冒頭で、問題の原因として書いてある次の記述は、個別の研究者に責任が帰されるべきものを、組織の責任として…

BPO4月15日の会合の議事要旨が公開されました―継続して「論点、質問項目」を審理

BPOの放送人権委員会の3月15日会合の議事要旨が掲載されています。 論点・質問項目案についての議論が続いており、4月会合(4月19日)でも更に審理するとあります。 http://www.bpo.gr.jp/?p=8575&meta_key=2015#h_03 今回の委員会では論点・質問項目案に沿…

7 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(7)―疑問⑥ 牽強付会な秘密保持、採用経緯への非難.

疑問6:秘密保持の非難、小保方氏採用経緯の曲解等、牽強付会に過ぎる。 「疑問6」については、以前、改革委提言で同様に述べている点に関し、本ブログでその空疎さ、理不尽さを指摘し、強く批判しました。 ◎「3-1/3-2 理不尽極まりない理研改革委提…

6-2 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(6)―疑問④若山氏への言及の希薄さ、⑤各著者の関与の記載が恣意的

(3)基本的物証による検証の欠如 基本的当事者からの聴取とともに必要となるのが、メールや関連資料による裏付け等の物証です。 1月末に,このブログ記事で、 ◎「1 STAP問題の基本的構図を揺るがす可能性のある小保方氏による提示事実」 http://blogs.yaho…

6-1 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(6)―疑問④若山氏への言及の希薄さ、⑤各著者の関与の記載が恣意的

疑問4:責任著者であるはずの若山氏への言及が、あまりに希薄で軽すぎる。 疑問5:容易に事実関係がわかるはずの各著者の関与の記載が極めて恣意的。 報告書では、P6以下で、「2.STAP 論文の作成に関する検証」として、「(1)論文著者らの関与」が冒頭…

5 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(5)―疑問②本来提言されるべきことの欠如./疑問③超短期間での結論ありきの印象

疑問2:提言されるべきことが、全く提言されていない。 では、その時点で、何が提言されるべきだったのか?といえば、 「多くの根幹に関わるような疑念についての指摘がなされているのであるから、文科省ガイドラインを踏まえた理研不正調査規程に基づき、…

4 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(4)―疑問①問題設定自体のおかしさと

自己点検委報告書について、前回、前々回書いた内容を踏まえて、具体的疑問点を説明していきます。 ■疑問1:問題設定自体がおかしく、この時点で提言されるべき内容では全くない。 前回述べたように、自己点検委が実質的に活動した3月中旬~5月時点という…

3 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(3)―CDB運営・人事を、分子生物学会の影響下に置くための仕掛け作りのための提言

自己点検委員会の報告書は、改めて読んでみると、いろいろと書いてはありますが、その狙いとメッセージは、シンプルだと思います。 そして、何が書いていないのかということからも、その狙いが浮き彫りになってきます。 まず、ポイントを簡単に超訳風にまと…

2 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(2)―小保方氏の手記によって「政治性」が明らかに

続き 小保方氏の手記が発売されるまでの段階で、自己点検委の問題性を色濃く滲ませる、以上のような種々の材料が判明していたということです。 そして、小保方氏の手記を読んで、それは裏付けられた形です。更にそれを契機に読み直してみると、その「政治性…

1 理研・自己点検委への違和感、怪しさ(1)―徐々に浮き彫りになってきたその「政治性」

自己点検委員会についての問題性を取り上げたいと思います。 この問題は、おそらくかなり根の深いもので、STAP否定、小保方批判のうねりの全体の動きの中で、一見地味なイメージと異なり、かなり大きな役割を担っていたと感じます。 自己点検委員会とその報…

胎盤発光が誤認だとする理研内部「専門家」の見解の援用から見えてくる桂調査委と理研研究者たちの強力なバイアス

木星さんが、情報公開請求をかけていただいているようで、本当に助かります。 推定で考えていたことが、理研が公式に確認したことによって、その確定材料から検討がまた進むという建設的作業が可能になります。 このブログで、これまで情報公開請求すると、…

【記事に一部誤りあり】論文撤回の決定的要因は自己点検委資料の若山氏へのリーク・保有だった?!―米国側著者がむしろ撤回を急いだ

【注:一部記事取消】 下記記事にコメントありがとうございます。「(米国側著者に)言ってきた」のは「若山氏」、という趣旨のところを、私が勘違いしたようです。たしかに、米国側著者と撤回交渉を頭越しにしていたのは若山氏だと、別の箇所で書いてありま…