BPO4月15日の会合の議事要旨が公開されました―継続して「論点、質問項目」を審理
論点・質問項目案についての議論が続いており、4月会合(4月19日)でも更に審理するとあります。
今回の委員会では論点・質問項目案に沿って各委員が意見を述べた。次回委員会ではさらに審理を進める予定。
ちなみに、2月会合、1月会合の議事要旨は次の通りです。
【2月会合】
今回の委員会では、改めて起草担当委員が提出した論点・質問項目案に沿って各委員が意見を述べた。次回委員会ではさらに審理を進める予定。
【1月会合】
今回の委員会では前回に続いて起草担当委員が提出した「論点メモ」に沿って各委員が意見を述べた。その結果、次回委員会までに起草担当委員が、論点とヒアリングに向けた質問項目を整理することになった。次回委員会ではそれをもとにさらに審理を進める予定。
相当みっちりと審理しているようですね。小保方氏の手記『あの日』の発売が1月28日ですから、それを一通り読み込んだであろうことも、影響していると思います。
4月会合で、論点・質問項目案をセットし、5月にヒアリングをし、その後、起草委員による決定案の起草とその審議と続くでしょうから、夏までに決定が出るかどうかは微妙かもしれません。
論点・質問項目の議論でこれだけ審理が続くということは、決定案についてもいろいろと議論があり得ることでしょう。
今回、年度末ということで、委員の交代があるのだろうか?と気になっていたのですが、交代は1人だけだそうです。
- 林香里委員が3月末で退任することになった。林委員は4年間委員を務めたが、4月から大学のサバティカル研修のため渡米することになり、任期途中の退任となった。
- 後任として4月から委員に就任する白波瀬佐和子氏(東京大学大学院人文社会系研究科教授)が専務理事から紹介され、経歴等の説明があった。
法律系の弁護士、大学教授は全員留任ですので、今の体制で審理が続き、決定がまとまるというのは望ましいことだと思います。論点が入り組んでいるでしょうから、交代した委員が一からキャッチアップするのはなかなか難しいでしょうから。
次回会合の4月19日を、進展に期待して待ちたいと思います。