理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

STAP細胞特許

米国のSTAP特許出願は2件とも、拒絶査定

残念ながら、米国の特許出願は2件とも、拒絶査定が出ていました。 それぞれ、4月18日付、3月29日付です。 ○USPTOサイト(PublicPair) ①ハーバード大B&W病院/V-CELL社による出願 14/397080 とアプリケーションナンバーに入力し、imagefilewrapper タ…

【補足:分割出願の効用】日本でのSTAP細胞特許出願が分割出願により継続されていた

特許の実務は難しくて、理解しづらいですが、それでもネットで探っていくと、今回の分割出願の意味がなんとなくわかってくるような気がします。 多数のサイトで解説されていますが、2つのサイトをご紹介しておきます。 分割出願のメリットはいろいろあるよ…

>阿塁未央児さん 解説とお答えをお願いします。

>阿塁未央児さん ツイッター拝見しましたが、 https://twitter.com/aruimiouji Zhao氏の論文について、>で、肝心なのは、とにかくどこにも「Oct4」なんて出て来ない……。とのことですが、それであれば、USPTOの拒絶理由が間違っていることになりますね。拒絶…

米国特許庁の拒絶理由は、小保方氏の言う「STAP現象」を認めているのでは?-先行研究があるから拒絶という構成

STAP細胞に関する米国特許出願について、Oct4発現方法に限定した請求項に補正したものについての継続審査請求に対して、7月13日付で、拒絶理由通知がなされています。 finalではありませんので、今後、それに対して3か月以内に応答が必要ということのようで…

拒絶査定不服審判請求がなされました(6月20日付・日本JPO)

先ほど、日本の特許庁のサイト(J-PLAT-PAT)を見てみたら、やはり想定通りに、4ヶ月目ギリギリの6月20日付で、拒絶査定不服審判請求がなされていました。 J-PLATへの反映に2週間ほどかかったことになります。 内容は、請求項1だけに全文補正されて絞られて…

日本の特許出願の状況

■日本の特許庁による2月の拒絶査定以降、不服審判提起が可能な4か月が経過しましたので(6月20日頃)、サイトをみてみましたが、「経過情報 番号照会」「最終処分照会」でも動きはないようで、状況がよくわかりません。 FAQを見てみると、次のようにあります…

【補足】STAP細胞についての特許出願の状況(2018.6.1現在)

特許出願の状況ですが、少々ややこしいいので、概要整理しておきたいと思います。 1. 発明内容、請求項の減縮補正の有無 もともと、「多能性細胞の作製方法」で出願していたわけですが、それを、「Oct4 発現細胞の作製方法」に補正をしているかどうかで、大…

STAP細胞についての特許出願の状況(2018.5.27現在)

STAP細胞についての特許出願の状況について、ざっと眺めてみましたので、メモしておきます。 WIPOのサイト と USPTOサイト(PublicPair。出願番号 14/397080)から、手繰ってみました。 1 日本 2月20日付で、Oct4発現細胞の作製方法というものに補正後のも…

日本でのSTAP特許出願拒絶査定についての気付きの点―備忘的に

日本の特許庁が、ハーバード大のB&W病院からのSTAP特許出願に対して拒絶査定をしました。その内容と今後の見通しについて、専門家ではありませんが、備忘的に考えてみたいと思います。 ■ まずは、拒絶査定のポイントを、頭の整理を兼ねて要約してみます。 1…

日本の特許庁によるSTAP特許出願拒絶査定書全文です

den*****さん に教えていただいた日本の特許庁の拒絶査定書全文を掲載しておきます。 アンダーライン部分は、査定書にある通りです。 出願したものは、多能性細胞生成方法のはずが、Oct4発現細胞塊の生成では、その「技術課題」 を解決したことにならないと…

STAP細胞特許成立の場合に、理研が応答を迫られる疑問

先走りになるかもしれませんが、以下の記事で書いたように、 ◎「いよいよSTAP特許成立か?―宣誓書提出は特許の見通しが立った証左では?」 https://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/18281981.html 仮に、V-Cell社とハーバード大(日本での出願はハーバード大)…

【補足】発明者4人の宣誓書のサイン時期

先ほどの記事の備忘的補足ですが、宣誓書のサイン時期を一覧にしてみました。 チャールズ・バカンティ氏 2015年5月1日 マーチン・バカンティ氏 2016年6月16日 大和雅之氏 2015年3月23日 小島宏司氏 2018年1月31日 サイン時期が、だいぶずれていますが、これ…

いよいよSTAP特許成立か?―宣誓書提出は特許の見通しが立った証左では?

「宝山」さん、詳細なご考察、有難うございます。 たしかに、「宝山」さんのご指摘のほうが説明がつくように感じましたので、再度調べてみると、私の記述に勘違いがありました。継続出願と継続審査要求(RCE)を混同しておりました。昨年11月14日付でなされ…

STAP特許出願の動きー継続出願に際しての小保方氏の宣誓書サイン「拒否」の意味合い

【注】以下の記事は、「継続出願」と「継続審査要求(RCE)」とを混同する勘違いがあり、そのため、検討内容も違ってきています。この後の訂正・補足記事をご覧ください。 ◎ いよいよSTAP特許成立か?―宣誓書提出は特許の見通しが立った証左では? ****…

【補足】STAP特許出願関係―コメント一括転載

前回記事のコメント欄にだいぶ書きこみましたので、こちらに一括転載しておきます。 ●特許が認められれば、小保方氏が研究にじっくり専念できるだろう、というのは、STAPに否定的な栗原弁理士の見解からくる帰結です。 ◎「日本の「STAP特許出願」拒絶理由に…

STAP特許出願は、補正+継続審査請求に-いよいよ特許化なるか?

コメント欄で、「宝山」さんが書かれているとおり、今日アクセスしてみると、補正の上、継続審査請求(RCE)が出されていました。 継続審査については、以前にも書いたことがありますが、米国では最終拒絶理由が打たれたのちでも、何度でも継続審査請求をし…

バカンティ氏の特許出願における脊髄損傷治療の実施例

そういえば、もう一つの特許出願であるバカンティ氏+小島氏によるものについて、以前、JISAIさんが、次のように紹介されていたのを思いだしました。 「特許本文と参照データは2014年3月のSTAP特許と重複している部分がありますが、タイトルがSTAP特許の「GE…

【備忘】もう一つのSTAP特許出願の動き

大詰めの局面にきているはずのSTAP細胞の特許出願ですが、それとは別途のバカンティ教授によるもう一つの特許出願の審査状況について、先日ご紹介しました。 ◎「もう一つのSTAP特許出願も成立すれば、STAP細胞は名実ともに復権する」 https://blogs.yahoo.co…

STAP特許出願の補正は、やはり丹羽氏の検証実験論文が決め手だったー特許認容となれば丹羽氏が立役者

先日、栗原潔先生が紹介されていた、ハーバード大による日本での特許出願の補正について、見てみました。 これをみると、先日の小生の記事で書いた次の点は、やはりその通りでした。 https://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/18080801.html 「「多能性細胞を…

【補足】もう一つのSTAP特許出願の内容(日本特許庁で6月に公開された翻訳文)

もう一つの特許出願であるバカンティ氏+小島氏によるものの審査状況はどうかと思い、WIPOのサイトに載っている出願番号から、日本の特許庁でのサイトを辿ってみました。 工業所有権情報・研修館のJ-Plat-Pat というデータベースから、出願状況、審…

もう一つのSTAP特許出願も成立すれば、STAP細胞は名実ともに復権する

前回記事で ◎「日本と米国でのSTAP特許出願の新展開!―特許が認められて逆転サヨナラの可能性?!」 を書き、その追加補足で、コメント欄で、浮かれ気味にあれこれ書きましたが、その浮かれての延長で、特許成立後の展開を考えてみました。 ■この特許出願の…

日本と米国でのSTAP特許出願の新展開!―特許が認められて逆転サヨナラの可能性?!

■日本でのSTAP特許出願に関しての栗原潔先生の記事が、各所で紹介されています。 ◎「日本の「STAP特許出願」拒絶理由にハーバード大が想定外の応答」 https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20170914-00075755/ 「なんと9月7日にクレーム補正と意…

米国特許出願に対する最終拒絶理由通知の件

米国でのSTAP特許出願に対して、昨年7月に打たれた第1回拒絶理由通知に対して応答が、今年1月6日になされていましたが、これに対して、5月18日付で、“Final Rejection”(最終拒絶理由通知)が打たれています。 以下のUSPTOのサイト http://portal.uspto.gov…

STAP特許出願の拒絶理由通知に回答提出(1月6日付)

STAP特許出願に対して、昨年7月に打たれた第1回拒絶理由通知に対する期限が、今年1月6日でしたが、米国特許庁のサイトで、これに対する応答書類一式が掲載されているそうですので、見てみました。 以下のUSPTOのサイトで、 14/397080とアプリケーションナン…

STAP特許出願に対する米国特許庁の拒絶理通知の項目

USPTOのPubPairのサイトで、7月6日付の拒絶理由通知の内容がアップされていたので、アクセスしてみました。 米国での出願は、以下のサイトから入って閲覧します。 http://portal.uspto.gov/pair/PublicPair (ApplicationNumberを 「14/397080」 と入れてSear…

続き)

【請求項50】 対象に細胞または組織を投与する前に、予め規定された細胞系列に沿って多能性細胞を 分化させる工程をさらに含む、請求項49記載の方法。 【請求項51】 多能性細胞を含む組成物であって、多能性細胞が請求項1~45のいずれか1項記載の …

特許出願権を第三者に譲渡する以上は、瑕疵担保的責任が問われない程度の裏付けがあるのではないか?

特許出願権の譲渡に関して、少しもやもやするところがあるので、書いてみて、知見のある方のご意見を伺いたいと思うのですが、それは、 「特許出願権を、共同出願者以外の第三者に譲渡する場合に、瑕疵担保責任的なものはないのだろうか?」 ということです…

【補足2】ハーバード大の巨大な投資ファンド―VCell Therapeutics社は、大学発ベンチャー企業的な可能性はないか?

VCellTherapeutics,Incの出資者がどういう構成なのか、気になります。ハーバードの大学ベンチャーキャピタルから直接又は間接に資金が入っている可能性はないでしょうか? それで、ハーバード大の大学ファンド関係で次のわかりやすいサイトがありました。元…

【補足1】VCell Therapeutics社は、大学発ベンチャー企業的な可能性はないか?

「den*****」さんがコメント欄で次のように書かれていたのに触発されて、更に調べてみました。 「私はむしろ、Assignmentの4行目の"in care of CognateBioServices"に引っ掛かりました。これ「気付」ってことですよね? Gangei氏はCognate BioServicesのCEOの…

VCell Therapeutics社の代表のJ. Kelly Ganjei氏のプロフィール~バイオ研究者で早期再生医療のベンチャーキャピタルCEO

さて、B&W病院からSTAP特許出願の権利譲渡された VCellTherapeutics, Inc という企業のことは、検索しても出てこないので、よくわからなかったのではないかと思いますが(Vをヴァカンティ教授の頭文字では?という憶測もありました)、EPOのサイトに掲載され…