理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

【補足】STAP特許出願関係―コメント一括転載

 前回記事のコメント欄にだいぶ書きこみましたので、こちらに一括転載しておきます。


●特許が認められれば、小保方氏が研究にじっくり専念できるだろう、というのは、STAPに否定的な栗原弁理士の見解からくる帰結です。

◎「日本の「STAP特許出願」拒絶理由にハーバード大が想定外の応答」
 https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20170914-00075755/

 ちなみに、『あの日』は、当事者の直接証言という意味で、立派な「一次資料」ですよ。当事者証言を一次資料だ、というのは普通にも用いられている用語だと思いますけども。 

2017/11/18() 午前9:53 [ tea*r*akt2 ] 


●なお、もともとの特許出願は、米国出願人はV-Cell社、日本出願分人ハーバード(BW病院)となっていますから、その出願が認められれば、当たり前のことですが、両者は一体となって研究を推進することになるでしょう。そしてバカンティ氏は、同研究を主導した研究者であるとともに、もともとの特許出願と密接に関係する別途の、修正プロトコルに基づく特許出願も(小島氏とともに)しているわけですから(=その2人が発明者で、V-CEll社が出願人)、バカンティ氏や小島氏がハーバードやV-Cell社とともに、研究に従事することになるだろうということも、権利関係からして、当然に想像できる帰結です。
 今現在、バカンティ氏がハーバードにいるかいないかは、何の関係もない話です。
 そして、小保方氏は、刺激によるOct4発現という現象を研究で裏付けた立役者ですから、当然その研究チームの中に迎えられるだろう、ということもまた、当然の帰結として想像できるところです。(続く 

2017/11/18() 午後0:56 [ tea*r*akt2 ] 


●本件補正により、特許が認められれば、諸々の構図が一変することは確実です。研究の上でもそうですし、社会のSTAP細胞問題への見方もまた大きな変化が出てくることでしょう。


 ・・・もし、その中に・・・小保方氏の日記で書かれていた大手新聞が上の判断で没にしたという記事内容が、改めて記事化されるとしたらどうなるでしょう・・・??マスコミなど日和見ですから、きっと記事になると思いますよ。
 週刊文春は、「売れるなら、いいかげんなことでも記事にする」と小保方氏に言ってはばからなかったわけですから、売れる話は何か?とその時考えれば、おのずと結論は明らかでしょう。 

2017/11/18() 午後1:00 [ tea*r*akt2 ] 


●以前、弁理士の栗原先生が、STAP特許出願の審査過程で、バカンティ氏による宣誓供述書が提出されたことを紹介されていました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20170108-00066366/


 その宣誓供述書については、撤回の経緯に関する説明に注意が行っていましたが、自分自身でSTAP細胞を作製していることも、その内容に含まれています。栗原先生は、「それならもっと早く発表するなり論文にするなりすればいいのに」と書かれていますが、それはもう一つの特許出願における明細書において書かれているということでしょう。(続く 

2017/11/18() 午後2:49 [ tea*r*akt2 ] 

「署名入りの宣誓供述なので、それなりの重さがあります(供述書の最後には「私は偽証した場合には罰金・懲役刑を受ける可能性があることを理解しております」と書いてあります)」とのことですし、そもそも明細書に虚偽を書けば、特許法上の刑事罰対象ですから、バカンティ氏としては、研究者生命を賭けて、STAP細胞の存在(この場合には多能性が認められた細胞)を世に訴えているということになりますね。

 栗原先生は、一貫してSTAPには否定的でしたが、「フェードアウトしていくと思っていた」「まさかの国内移行」「想定外の展開(※縮減補正のこと)」と述べられているように、現実の展開はことごとく先生の予測を裏切るものとなっています。ハーバードやV-Cell社、バカンティ教授らのSTAP細胞への確信の強さと権利化への熱意にまでは思いが及ばなかったのかもしれません。 

2017/11/18() 午後2:50 [ tea*r*akt2 ] 


●疑問に思うのは、もしも、「STAP細胞はとっくに科学的に議論の余地なく否定されており、科学界では一顧だにされない存在である。STAP細胞擁護派がろくに専門知識もなく言い立てても、何も変わるものではない。」と信じているのであれば、なぜ本ブログなり、学さんのブログなりに継続的にアクセスし、(しばしば侮蔑的な物言いで)時間とエネルギーを無駄にしているのか、という点です。「gen**ron」さんの言われるごとく、特許など成立するはずもないと思っていれば、否定派の皆さんにとっては、世界各国で国内移行しようが、補正しようが継続審査請求しようが、まったく関係ないことでしょうに。最期のあがきだという解釈なんでしょう、きっと。(続く
2017/11/18() 午後11:54 [ tea*r*akt2 ] 

続き)「擁護論」といっても、擁護のための擁護をしているわけではなく、通常の一般常識に立ち、社会でそれなりの仕事をこなす程度の知見を持っていれば、おのずと感じる疑問の数々が、STAP細胞否定論、小保方氏指弾論にはあると感じるからこそ、それらの疑問を追求しているだけです。その後もそれを裏付ける動きがありますから、それらの諸々が、桂調査報告書が出てもう3年も経つにもかかわらず、依然として本問題をフォローする強い動機付けになっています。それに対して、否定論の皆さんは、何がいったい、延々と「擁護論」の議論に「付きまとう」動機になっているのか、よくわかりません。
 それと、だんだんと何周もの周回遅れのコメントも目立つようになってきている印象があります。当初から言われていたステレオタイプの非難・批判の繰り返しでは、生産的なものになりません。 

2017/11/18() 午後11:54 [ tea*r*akt2 ] 


●特許出願についての記事を書いていますが、成立に期待はしているものの、根拠なく期待しているわけではなく、審査官が出願人との電話会議において、「縮減補正によって拒絶理由が解消する可能性があることに同意した」と会議録要旨にあるから期待しているものです。記事にも書いたように、この会議録の読み方に誤解があるのだ、というのであれば指摘していただければいいですし、そもそも論で、例えば、「産業利用可能性という要件をどういう構成でクリアするのか?」といった実務に即した疑問であれば、生産的な議論ですから、こちらも大変参考になります。
 それを単に、「期待しても無駄」「根拠なく期待している」と捨て台詞的に言うだけでは何の生産性もありません。(続く 

2017/11/18() 午後11:56 [ tea*r*akt2 ]


●「『STAP細胞』の定義が、多能性細胞ということだから、それが単にOCT4発現細胞というだけでは、実質が変わっているではないか」という指摘はその通りでしょうが、だからといって、その「刺激によるOCT4発現」が特許化されてしまえば、東大の塩見教授が言ったような、「撤回によってSTAP細胞は研究成果としてはなくなったのだから、多能性を証明する研究成果を出した者が別途命名すればいい」という研究論文の次元でしか考えていないような話にはならない、ということを縷々書いています。

 ハーバードとV-Cell社の狙いは、多能性細胞まで一気に特許化が難しいのであれば、OCT4発現で特許化して、それ以降の研究段階まで排他性を確保した上で、その後の多能性細胞化確認は、じっくり取り組もうということであることは明らかです。OCT4発現だけで研究を止める意義は皆無です。それに、バカンティ氏は、宣誓供述書ともうひとつの特許出願において、自らOCT4発現~多能性確認までの実験に成功している旨を、具体的方法とともに記載し、多能性を持つという意味でのSTAP細胞の存在を主張しています。(続く
2017/11/18() 午後11:57 [ tea*r*akt2 ] 


続き)したがって、現時点で、「特許出願で、補正によりSTAP細胞の意味が変わったではないか。STAP細胞と呼ぶのはおかしいだろう」と言ったところであまり意味がないということです。以前も書いたことがありますが、「刺激惹起性多能性マーカー獲得細胞」とでも、便宜的に読み替えておけばいいのではないでしょうか(笑) 
2017/11/18() 午後11:58 [ tea*r*akt2 ]