続き)
【請求項50】
対象に細胞または組織を投与する前に、予め規定された細胞系列に沿って多能性細胞を
分化させる工程をさらに含む、請求項49記載の方法。
【請求項51】
多能性細胞を含む組成物であって、多能性細胞が請求項1~45のいずれか1項記載の
方法によって細胞から生成される、組成物。
【請求項52】
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、2iまたは3i培地の存在下で細胞を培養する工
程を含む、多能性幹細胞を産生する方法。
【請求項53】
細胞が、ACTHを含むLIF培地中で培養される、請求項52記載の方法。
【請求項54】
ACTHが約0.1μM~約100μMの濃度で存在する、請求項52または53記載
の方法。
【請求項55】
細胞が請求項1~45のいずれか1項記載の方法によって生成される細胞である、請求項
52~54のいずれか1項記載の方法。
【請求項56】
細胞が全能性細胞である、請求項52~55のいずれか1項記載の方法。
【請求項57】
細胞が、ACTH、2iまたは3i培地の存在下で少なくとも3日間培養される、請求
項52~56のいずれか1項記載の方法。
【請求項58】
細胞が、ACTH、2iまたは3i培地の存在下で少なくとも5日間培養される、請求
項52~57のいずれか1項記載の方法。
【請求項59】
細胞が、ACTH、2iまたは3i培地の存在下で少なくとも7日間培養される、請求
項52~58のいずれか1項記載の方法。
【請求項60】
培養する工程の後に、細胞が、検出可能なレベルの、以下からなる群より選択される幹
細胞マーカーを発現する、請求項52~59のいずれか1項記載の方法:
Oct3/4;Nanog;Rex1;Klf4;Sox2;Klf2;Esrr-β;
Tbx3;およびKlf5。
【請求項61】
多能性細胞の自己再生能力を増加させる方法であって、副腎皮質刺激ホルモン(ACT
H)、2iまたは3i培地の存在下で細胞を培養する工程を含む、方法。
【請求項62】
細胞が、ACTHを含むLIF培地中で培養される、請求項61記載の方法。
【請求項63】
ACTHが約0.1μM~約100μMの濃度で存在する、請求項61または62記載
の方法。
【請求項64】
細胞が請求項1~45のいずれか1項記載の方法によって生成される細胞である、請求
項61~63のいずれか1項記載の方法。
【請求項65】
細胞が全能性細胞である、請求項61~64のいずれか1項記載の方法。
【請求項66】
細胞が、ACTH、2iまたは3i培地の存在下で少なくとも3日間培養される、請求
項61~65のいずれか1項記載の方法。
【請求項67】
細胞が、ACTH、2iまたは3i培地の存在下で少なくとも5日間培養される、請求
項61~66のいずれか1項記載の方法。
【請求項68】
細胞が、ACTH、2iまたは3i培地の存在下で少なくとも7日間培養される、請求
項61~67のいずれか1項記載の方法。
【請求項69】
培養する工程の後に、細胞が、検出可能なレベルの、以下からなる群より選択される幹
細胞マーカーを発現する、請求項61~68のいずれか1項記載の方法:
Oct3/4;Nanog;Rex1;Klf4;Sox2;Klf2;Esrr-β;
Tbx3;およびKlf5。
【請求項70】
細胞治療を必要とする対象における自己細胞治療の方法であって、
a.請求項1~45のいずれか1項に従って細胞から多能性細胞を生成する工程であって
、細胞が対象から得られる、工程、および
b.多能性細胞またはその分化した子孫を含む組成物を対象に投与する工程、
を含む、方法。
【請求項71】
対象に組成物を投与する前に、予め規定された細胞系列に沿って多能性細胞を分化させ
る工程をさらに含む、請求項70記載の方法。
【請求項72】
胎盤細胞に分化する能力を有する多能性細胞を産生する方法であって、請求項1~45
のいずれか1項記載の方法によって生成される多能性細胞をFGF4の存在下で培養する
工程を含む、方法。
【請求項73】
FGF4の濃度が1nM~1μMである、請求項72記載の方法。
【請求項74】
多能性細胞が胚性幹細胞に分化する能力を有する、請求項72または73記載の方法。