理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

山中教授のインタビューから感じられる示唆的な点-暗々裡のSTAP細胞事件へのコメント??


 前々回の記事で、山中教授のインタビュー記事をご紹介しましたが、
  http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/17084496.html

 我田引水的に解釈していると取られるのもなんでしたので、あえてご紹介せず、マウスの飼育の話にとどめたのですが、こういうことも語っています。

「 私は今自分がしてもらったこととと同じことを、あるいは同じような研究環境を30代、20代の若い人たちに提供してあげたいと思っているのです。できるだけ早い時期に独立したグループを持ってもらい、決してほったらかしにするのではなくて、必要な教育やサポートはしっかりしていく。

 あとは、若い人たちの持っているアイデアを潰さないことですね。これが結構難しい。変に知識があるとどうしてもリスクが見えてしまい、失敗してほしくないと考えて、「これは面白い企画だけど大変だから」と言って押さえつけてしまうことになりかねません。

 アメリカにいる時、ある先生のから世界の画期的な発見やブレイクスルーの大半は、ポスドクや学生がやりたいと言った際、ボスが「そんなことはダメだ!」と言って辞めさせようとした企画や提案だったという興味深いお話を伺ったことがあります。いまもそのことをよく思い出すのですが、所長という立場になると、すぐ「それはちょっと難しいんじゃないのかな」と言いそうになるので、そこをいかに我慢するかが重要だと考えています。」

 もうほとんど、小保方氏やSTAP細胞研究のことを示唆し、一連の出来事を山中教授流に穏やかにコメントしているのではないか?と思えるほどですが、そういうことを言うと、すぐに「牽強付会なことを言うな! 一般論に決まっているだろう! 山中先生を利用するな!」と言われそうなので、前回は書きませんでした(笑)。

ただ、コメント欄で学とみ子さんが、マウスの飼育の大変さのエピソードについて、「山中教授がこのタイミングで、こうしたエピソードを話すのは、STAP事件と無関係ではないような気がします。」と書いておられたので、より小保方氏やSTAP細胞のことと関係し得ることを語っているということを紹介したいと思い、記事にした次第です。

 

少なくとも、暗々裡に、理研のように、若い研究者を早期に抜擢して独立した研究室を持たせるような仕組みを評価・支持していることは確かでしょうし(山中教授ご自身が、奈良先端科学技術大学院大学でそうだったのですから)、改革委提言のように、「国立大で言えば准教授に当たるようなポストを・・・云々」というような矮小な発想には与していないことは、言外に感じられるところです。