理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

「キメラマウスのホルマリン漬け」と「胎盤の切片」の帰属の問題

 
 キメラマウスのホルマリン漬けと、胎盤の切片のプレパラート という重要試料の帰属の問題についてですが、

> 「アホかいな」さん
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胎盤のプレパラートはハーバードのものというのは誤認です。
作成した時期からし理研で行われた実験だから、理研の経費で行われているばずですから、帰属は理研です。プレパラートとの作成時期は少なくとも2014年11月24日に初めてキメラマウスの作成に成功した後であることは明らかですから。
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 「2014年」というのは、タイプミスですね? 「2011年」ですね?
 「2014年11月」は、桂調査委の調査の終盤ですので・・・。

 それで、「キメラマウスとその胎盤」、その「胎盤の切片」が作製されたのは、STAP細胞の多能性確認を目的として、手技を有する若山氏の助力を得るため、ハーバードのオファーにより、理研との国際共同研究の形で行われたその研究過程で作製されたわけです。理研若山研は「支援的立場」というのが公式スタンスです。

 そういう経緯ですから、、実験時期、作製時期は、理研で行われた実験時期に当たるのは当然の話になります。
 帰属の問題は、実験時期によるのではなく、国際共同研究契約における試料の帰属の決め方によることになります。STAP細胞の多能性確認のための実験は、若山氏は支援的立場ですし、研究の経緯からしても、ハーバードに帰属するのだろうと私は考えたわけです。
 
 そして、コメント欄でも書いたように、桂調査委は理研に帰属する試料の範囲でしか調査をしなかった、できなかったとモニタリング委報告書にあることと、桂委員長が会見で、「胎盤の切片は確認できませんでした」と困惑しながら述べ、実際、桂報告書では、切片そのものではなく、論文画像によって判断しているわけです。

 これらの材料を総合すれば、それらの重要試料は、ハーバードに帰属すると考えて、以前、以下の記事を書いたという流れです。

■ところが、「アホかいな」さんは、理研の帰属だとおっしゃいます。
 もしそうだとすると、今度は大問題が生じることになります。

 上記記事で書いたように、この2つの重要試料は、誰もが、これを調べる必要があるとして声を大にして指摘していたわけです。
 『捏造の科学者』で整理されているように、一級試料として上げられているうちの2つです。
 ところが、桂委員長は、「調査できませんでした」と困惑しながら述べた・・・・。
(それはなぜか?を記者は誰も質問しなかった・・・・驚+呆)

■ 本当にそれら試料が理研の帰属だったとすれば、当然に、桂調査委で調査されなければなりません。それが行われなかった、できなかったというのは、いったい何を意味するのでしょうか???

 以下の重大疑義について、理研が問われることになります。

① 理研帰属にもかかわらず、なぜ超一級試料のその2件の調査をしなかったのか? 調査自体に重大な瑕疵が生じることになるがどう説明するのか?
 桂委員長が、困惑しながら「調査できなった」と述べた具体的理由は、何なのか?

② 現在、物理的にどこに保管されているのか?

③ 2014年3月に小保方研究室を保全したにもかかわらず、試料がなくなったということなのか? 盗まれたのか? 紛失したのか?
 だとすれば、その経緯はどういうことで、知財対象物の紛失、盗難について、どのように内部処理したのか? 管理責任者の処分はしたのか?

 この重要試料2件の帰属の問題は、明らかにされないまま今に至っています。
 小保方氏は、自分の保存庫から試料がなくなっていることに気が付いたと述べています。
 この際、重要試料の帰属と行方とをはっきりさせることが必要と思われます。

■Ooboeさんとパートナーさんへ

 大変恐縮なのですが、もしできましたら、

「キメラマウスとその胎盤」、その「胎盤の切片」という重要試料2点についての帰属は、理研なのか、ハーバードなのか?

 という質問とともに、上記の①②③の点を、理研広報に確認していただけませんでしょうか?
 超重要論点にもかからず、記者、「アンチ派」、「擁護派」含めて、確認されていない点なので、ご協力いただけると助かります。