理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

小保方氏のHPの画像・グラフの元データを、Ooboeさんが保有!ーロゼッタストーン解読のように解析できないか?

 
 前回記事のコメント欄で書いたように、Ooboeさんのパートナーさんが情報公開で得た数値データが、小保方氏のHPの画像、グラフの元データであることにほぼ間違いないことがわかりました。
 
 パートナーさんがその資料を入手するに至る経過については、以下の本ブログ記事をご参照ください。

理研が情報公開方針を転換!―小保方氏HPの画像・データ、『あの日』記載の実験データが裏付けられるのは時間の問題?

 それで、開示されたのは、検証実験報告書や小保方氏HPにあるような棒グラフではなくて、数値だけの生データだけであり、それは理研にあるソフトにかけないとグラフ化できないとのことでした。

7267. ooboe 20161120 20:29
一言居士様
 
パートナーから
理研より
小保方再現実験時、7月から10月末迄の遺伝子発現定量PCR 生データ約50
届いたと連絡ありましたが、棒グラフになってなくて、訳がわからない
いろいろな項目に数値があり、さっぱり意味わからんとの事。
宝の持ち腐れかな?笑
 
7271. ooboe 20161122 19:10
一言居士様
 
理研より開示してもらったリアルタイムPCR 資料は、メーカーに問合せたら
このデータから、計算ソフトにかければ遺伝子発現量を出せれるとのことでした。
ところが、理研には、文書として残されていない、とのことらしい。
理研には今もソフトはPCR 機器とともにあるはず、いまからでも、ソフトにかけてほしいと、御願いしました。確約は、とれてませんが、、

 その時は結局、理研から棒グラフの形では入手することができないままになったという経過です。
 パートナーさんは、情報公開での入手資料は、訴訟を念頭に非公開のご方針でしたが、半年前くらいから公開方針に転じて、皆さんご存じの通り、検証資料閲覧会が開かれたわけです。
 その中に、上記の数値だけの生データもあったわけですが、今回、Ooboeさんに、それらのデータの実験日を紹介していただけました。

■ Ooboeさんは、日付が、実験日か解析日かはわからないとのことですが、『あの日』では、「(2014年)8月に入り、・・・遺伝子解析が初めて行われた」とあります。ですので、Ooboeさんご紹介の数値データの日付は、実験日だということがわかります。
 もちろん実験日といっても、1日ではなく、培養を始めて7日以上の推移のデータを取るわけでしょうから、その7日目以降の区切りの日付ということでしょう。

「2014年 7月14日、送付分の後は
7月15日
7月29日 
7月30日
7月30日
7月31日

9月24日
9月25日
9月25日

10月7日
10月7日
10月17日
10月17日
10月23日
10月24日

同じ日に複数あるのは
データ出した時間が違います。例えば
7月30日の2本のデータの場合
12時32分00秒
15時26分19秒

これは、実験をした日付なのか
データが出た日付なのか
は、わかりません。」

■ 小保方氏がHPにアップした画像、グラフは、三木弁護士が、小保方氏の説明として、 「検証実験で撮られ、8月初旬に検証チームで共有されたもの」と紹介しています。

 「8月初旬」というのは、笹井氏が亡くなったのが8月5日ですので、「8月1~4日」の間ということと思われます。
 そして、笹井氏の死去の後、ブランクがあり、9月16日から「公式実験」が開始され、7日近くの培養期間が経過した9月24日にワンサイクルが終わったということではないかと思います。

■ それで、その生の数値データがどのような中身なのかわかりませんが、公式実験のグラフの数値は理研の検証実験報告で公開されているわけですので、Ooboeさんのお手元にある公式実験期間分の数値に相当するものから、「これが理研報告にあるグラフのこの数字に相当するものだろう」と推測して、それに該当する予備実験の生の数字データに相当するものを抽出する・・・というようなことはできないものでしょうか。
 まったくの素人の頓珍漢な話かもしれませんが、ロゼッタ・ストーンの解読のようなパターンで、その数値だけの元データを「解読」できないものだろうとかと考えた次第です。

■ しかしそれにしても、検証チームがその数値の元データだけで解析していたはずがありませんから、それをグラフ化したものや画像を公開しようとしなかったというのは、不審な話です。
 当初は、「公式実験データが情報公開対象であり、予備実験データは情報公開対象ではない」(=情報公開用語では「存在しない」)として、小保方氏のHP掲載の画像、グラフは、「理研には存在しない」「調べた限りでは見当たらない」というように対外的に応答していました。それが2016年の5月時点のことです。
 しかし、それでは情報公開法の観点から持たないということは分かっていたでしょうから(私もこのブログで繰り返し問題指摘しました)、同年10月以降にOoboeさんのパートナーさんが公開請求したときには公開せざるを得ないとはわかっているものの、そのものずばりのグラフと画像とを出してしまっては、今度はそれまでの対外的応答と齟齬を来すことになり、そちらの点でも持たない・・・と苦慮したものと想像されます。
  ※ 以下、参考。

 そこで、窮余の一策として、数値だけの元データのみを公開して、小保方氏のHPのグラフと画像が存在していたことが露見することを回避しようとした・・・ということだったのではないかと想像しています。
 解析作業の際にグラフ化せずに判断するなど、常識的には考えがたいですが、そこはを突かれても、それまでの応答振りのごとく、「理研としては、持っていない」「理研が調べた限りでは見当たらない」ということで押し通そうとしたのでしょう。裏を返せば、「研究員個人が持っているかどうかは関知しない」ということだという含みが、それらの言葉からは滲み出ています(しかしそれでは押し通せないことはあ、モリカケや日報問題の一連の経過からして明らかです。)。

■ いずれにしても、小保方氏が、2014年8月初めに、それまでの予備検証実験が初めて解析されたとする説明は、パートナーさんが入手した情報公開資料とも整合するものであり、そのHPに掲載したグラフを裏付ける元データが、それらの公開資料の7月実験分のいずれかだ、ということが確実となりました。
 
 小保方氏のHPのデータに疑義を呈するのであれば、理研が情報公開した数値だけの元データの意味するところを解説した上で、  7月14日、7月15日、7月29日、7月30日、7月30日、7月31日 のデータ内容との具体的齟齬を指摘してほしいところです。
 遺伝子解析をしている専門家であれば、その数値だけの元データの意味するところは、理解できるのではないでしょうか。


※ 当時書いた記事を読み返してみると、Ts.Marker」さんや、「JISAI」さんのご指摘には、大変啓発されるところが大きいと改めて感じます。

【以下、記事抜粋。第三の点の部分】
Ts.Marker」さんは、コメント欄で、次のように指摘されていました。
 
「検証実験についての記者会見において
相澤氏「ここに示しました?印(星印?)は、多能性マーカーの発現がいくつか見られたものですけれども...
少なくともこの多能性マーカーの発現データが存在するはずですね。」
 
 また、JISAIさんは、次のように書いておられます。
 
「小保方氏の再現実験では
会見によると、Gapdhの有無で生細胞を判定し、oct4有意の247中の57個のみ選別したのをqPCRのグラフにしたということなのだから
除外されたoct4有意の190個を含めたqPCRグラフは無いのか、除外前のC57BL/6(GOF),B6/129F1を別に分けたqPCRグラフを作っていないのか、
その除外に至る過程が実験ノートに記録されているか、そういう文書を開示要求できないものかね
 
Gapdhの有無で生細胞を判定してしまっている問題点については、
での私JISAIのコメント185以降、209.ワトソンさんのコメントを見てください)」