理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

【番外】KT症候群・・・


 なんでも最近、KYならぬ、KT症候群という病気が一部で流行っているらしい・・・・。

【症状】

 精神科もどきの用語を使って、他人を人格的に罵倒することに快感を覚えるという、一部の精神科医が罹る中毒症候群。その対象が、世間が攻撃している者であることが多く、元々備えるサディズム的嗜好が刺激され、いっそう快感が増す。更に、精神科医の立場からの診断であるかのような体裁を取って、多くの読者を持つマスコミにご託宣的に語ることによって、プライドも満たすことができ、快感はなおいっそう増幅される。高学歴であるため、他者を高みから見下すという劣情も満たされるなど、複合的快感に支配されるのが特徴である。
 エーリッヒ・フロムが言う“悪性のナルシシズム”の特徴である「補正要素がない」という点を、他者への診断では使う一方で、自らにも典型的に当てはまるという自覚に欠けるなど、自分を客観視できない。

常に誰かをターゲットにして、「診断」と称して罵詈雑言的言辞を吐いていないと、精神的に不安定となり、禁断症状も顕著であるため、「やめたくてもやめられない」。結果として負のスパイラルからの脱出が困難となり、中毒症状の慢性化と人格的劣化とが進む。

本来、精神科医であれば、患者からの依頼によらず、特定個人の「診断」を勝手に行なって、そのマイナス評価的内容を不特定多数に披瀝することは、医師の職業倫理として許されないが、中毒症状の進行にしたがって、倫理上の是非の判断もつかなくなる。
難病に指定されており、根治が難しいと言われる。
 
【症候群発生の社会的背景】

 通常は、このような社会的不適応をもたらす症候群の患者は、周囲から孤立し、専門家としても淘汰され、その攻撃的言辞が社会一般に広がることはない。しかし、特定個人を攻撃・罵倒することによって売上げを伸ばそうとする三文週刊誌が、自らが言いたいことを、「専門家」の肩書で、かつ「精神医学」的用語を駆使して述べてくれることによって、むき出しの罵詈雑言の印象を薄めることができるため、利害が一致するという事情がある。

また、出版社も構造不況に陥り自転車操業中、コンテンツを次々に出していかないと倒れてしまう状況にあるが、多かれ少なかれ誰にでも存在する攻撃的「劣情」を刺激するコンテンツによって、少しでも売上げを確保できるならば、出版社としても経営上助かるという事情にある。このため、常に攻撃的言辞を述べる機会が必要な患者と利害が一致するという事情もある。

このような相互依存的構図が、当該患者が淘汰されずに命脈を保っている背景としてある。いずれも、出版界の質的劣化を象徴するものと言われており、やがては出版社や雑誌の淘汰に連れて、かかる症候群の自称専門家もまた、淘汰されていくのではないかと予測されている。
 
【処方箋】

 難病であるため、現時点では残念ながら、「付ける薬はない」。