理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

第25回小保方日記ーメール等も踏まえたリーガルチェック+実験・研究の大幅加筆

 本日発売の婦人公論の2月13日号で、小保方氏の日記25を読みました。

 いよいよ『あの日』の出版契約書を交わすに至ったことや、次姉に男の子(=甥)が生まれて、小保方3姉妹が集まって遊んだりしたことが中心であることもあって、全般に明るい印象があります。

 それで、講談社顧問弁護士のリーガルチェック、助言がどうだったか、ということが、今回のメインかと思います。
 ひとつは、証拠となるメール等をその顧問弁護士にまとめて送ってあったこと。
 もうひとつは、その指示(助言?)で、実験、研究のことを大幅に書き足したこと。

■ リーガルチェックで、裏付けとなるメール等に照らしてチェックが行われたのだろうと想像していましたが、やはりそうでした。

「(2015年)12月6日
 ・・・・リーガルチェックでは、事実ではあっても公開することの問題の有無や、その表現方法などについてのアドバイスを受ける。いったいどんな助言を受けるのか楽しみでもあり、緊張もしている。3日前に、万が一裁判になった時に証拠となるメール等をまとめてその顧問弁護士あてに送った。これまで私は好き勝手に書かれてきても、たった一人では戦う手段もなくやられ放題だった。それでも、自分自身が書くに当たっては慎重にならざるを得ない立場。相手は皆、巨大組織に守られているのだ。」

12月7日
 (2人の親子弁護士のうちの親の方のストライプスーツとカフスボタンの先生が)
カフス先生に「この本であなたは何が言いたいの?あなたの伝えたいこと、伝わってこない。もっと研究のこと書かなくちゃ」と説得するような口調で言われた。・・・・「訴えられて困るようなところはないよ」講談社はいい会社」とカフス先生は続けた。」

 という日記があって、その後の12月8日、9日で、(今まで書きたくて、心の痛みで書けなかった)実験・研究の内容について、ひたすら追加原稿を、涙にくれながら書いたとあります。
 「何もかもがすべて蘇る。筆はすらすら進んだ」結果、約2万字増えたとのこと。

 『あの日』は、1ページが約700字ですので、約30ページ分が追加された計算です。全体が250ページですので、かなりの追加分量です。

■リーガルチェックでのメール等の裏付けは想像していましたが、顧問弁護士の助言で、あの本の実験・研究の様子が書き足されたとは、少々意外でした。そういうのは、リーガルチェックとは別の話で、編集者が助言するものだと思いますし。

 いずれにしても、こうしてめだたく、12月14日に、出版契約を交わしたとあります。
 カフス先生からは、12月20日に、「重厚な本になりました」とのコメントをもらった由。あの中身の濃い本に仕上がったのは、ベロニカさん、弁護団以外に、顧問弁護士氏の貢献もあったということがわかりました。

 弁護団からは12月21日メールが来て、「修正した原稿は、弁護団の要望希望通りに修正できていたようだ」とあります。

 ・・・しかし、それにしても、ストライプのスーツに金のカフスボタン、俳優のような髪型・・・とは、企業顧問の「弁護士」のステレオタイプにぴったりはまるような気がします(笑) 「その方を薄めて若返らせたような男性」が息子の弁護士氏だそうで、小保方氏の形容表現は相変わらずユニークです。

  なお、早稲田大からの学位記の返還要求が来た由。

※ gen**ronさん のコメントの、「.改訂作業締切の11月27日以降も、2週間以上かけて入念な確認作業が講談社内で行われていたんでしょうね。」というご想像の通りでした。日記には、12月7日から2週間かけて書き足すことになったこと、12月22日に「今日中に終わらせてくださいと指示された」と書いてあります。