理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

ワトソンさんへ


私だって、ワトソンさんとこんなやりとりしなければならないのは残念でなりませんよ。皆さんにしても困惑しきりです。
緊張含みの話になってしまっているので、やむにやまれず・・・ということだということをどうかご理解下さい。
 
 もともと、ワトソンさんが、小保方氏の日記に書かれた怒りに、それだけ熱く反応したのは、「事務方幹部」が文科省出向理事に違いないと考えたからではないのですか?だからこそ、「壮大な陰謀が明らかになる」といった話になり、その理事に体現される文科省に対して小保方氏が表した激しい怒りに、なぜ擁護者の人々が反応しないのか?!ということではなかったのですか?
 
 実際には、文科省出向理事でも、他の理事でもない、CDBにいる身近な事務方の部課長クラスの人間だということはご理解いただけたと思います。
その者を、小保方氏が信頼したかどうかについては、『あの日』の記述をどう解釈するかです。ワトソンさんは「その時には信頼していたのだ。だから我慢せよ言われても我慢したのだ」と解釈し、私は「小保方氏の弁護士に無断で勝手に理研の対応について相談したり、リークへの善処を訴えても他人事のような反応しか示さないと小保方氏自身が描写している人間なのだから、その当時から信頼などしていなかった。上司は上司なので、我慢せよと言われれば我慢するほかなかった」と解釈しているわけですが、その解釈の当否を争っても、これ以上材料がありませんから詮無いことです。
※しつこいかも知れませんが、「信頼し相談できる上司であったはずの人」と書いてあります。ワトソンさんが書いている  「信頼していたはずの人」では意味が違ってきます。「信頼していたけれど、それが失われた」ということではなく、「相談する相手として指名されたのだから、信頼できる相手であるべきはずの」という意味だというのが、三木弁護士への無断相談や他人事的反応の描写と併せての私の解釈です。
 
 いずれにしても、小保方氏一人に帰責させるという一貫した理研のシナリオ、方針は、単なるCDBの事務方であるこの「事務方幹部」が作っていたわけではないでしょう。その理研としての方針に即して事を進めるのが、「事務方」の役回りということです。
マスコミ対応処理はこの「事務方幹部」がやっていたようですから(広報的役割ではないようですが)、小保方氏に対外的に不規則発言されては収拾するのが大変だという程度の矮小な発想で言っていた面もあるのではないかと想像しています。しかし、実際にどういう構図の中で、「我慢するんだ」と言っていたのかは、材料がないからわかりません。
 
 論文投稿費用の返還を求められた時の怒りの対象について、日記と「あの日」とに記述があり、それを総合してどう捉えるかも解釈の問題です。私は自分の解釈が適当だと思ってはいますが(他の皆さんも同様の受け止め方のようですが)、解釈の当否を争っても仕方がありませんし、争うとしても他に材料もありませんから、解は出ません。
 
 仮に、ワトソンさんの言う通り、「事務方幹部」のみに焦点を当てた怒りだったとしても、その怒りに、外部の人間が同調し、ともに憤激を表明しなければならない理由はありません。冒頭に書いたように、ワトソンさんは、もともとはこの「事務方幹部」が文科省出向理事だと捉えていたからこそ、小保方氏が向けた怒りについて、もっと同調コメントがあってもいいのではないのか?という気持ちだったのではないのですか?しかし、それがそうではなく、CDBの身近な、まさに事務方の部課長クラスということが分かった今、依然として、何か同調コメントがあって然るべきだ!と感じているのでしょうか?
仮に感じておられるとしても、私は、この「事務方幹部」は全体からみれば末端の事なかれ的な人間であり、理研全体の方針に即して動いていたのだろう・・・という感想は持っても、憤激までは感じません。心理についての記述を、どう解釈して、どう感じるかは人それぞれですし、それをコメントとして出すかどうかも人それぞれです。ですから、「小保方氏の怒りをどう捉えているのだ?述べよ!」と迫り、「発言がないのは不可解だ!蜘蛛の子を散らすように、誰もいなくなり、見猿、聞か猿、言わ猿だ!」と、沈黙、静観を非難するという発想がどうしても分かりません。
 
 日記の記述を踏まえた小保方氏の心理の解釈の話なのですから、「自分の解釈はこうであり、こう感じた」と開陳されればそれでいい話で、それ以上に、解釈の差についての詰問(に見えます)と、ご自分の解釈と小保方氏の怒りに対して同調を迫ることを繰り返されているので、皆さん困惑しきっているということです。
 今皆が多大な関心を以て注目している「仕組まれたES細胞混入ストーリー」に関する主導者、関与者、手口、経過等に関する考察はどこにいってしまったのだろう・・・という困惑もあります。
 
 もうこれ以上は、本件について論じるつもりはありません。上記に書いたことについて、お答え(「事務方幹部」は理事ではないということについての)を含めてコメントを1回いただくのは構いませんが、それ以上のことは、ここで打ち止めとして下さい。ご理解のほどお願い致します。