理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

DORAさん記事が示すメガトン級の一次材料―予備実験画像と小保方氏HP画像・データの存在示す

DORAさんのブログで、爆弾記事が続いています。
あっさり書かれていますが、メガトン級の一次材料でしょう。
 
第一は、小保方氏が『あの日』で述べている小保方氏の予備実験での初期画像と、小保方氏HPの画像とデータとを、佐藤氏やDORAさんが入手されているようであり、実在であるとしていること(後者は、監督指導の先生の証言による?)。
第二は、小保方氏の検証実験を監督指導した先生(相澤氏ではない)の証言を入手され、検証実験過程の実情が明らかになりつつあること。

 
1 小保方氏による検証実験時の画像とデータ

予備実験での画像20147月)
○「上に掲げた画像は、小保方氏のSTAP検証実験の予備実験のときに得られたOct4GFPの蛍光画像です。
佐藤氏が取材によって得た多くの画像の中の一つです。
『あの日』で小保方氏が「緑色に光る細胞塊を久しぶりに見た」というのは、ウソではありません。」
 
検証チームがデータを取り始めた最初の実験画像、データ20148月初旬)
○「小保方さんの検証実験を指導監督した先生の証言が入っています。
その証言の論点は多岐にわたりますが、そのすべてを紹介することはできません。
小保方さんの検証実験について、要点のみをここで紹介させていただきます。
まず、小保方さんの開設したSTAP HOPE PAGEの画像・データについてですが、この画像・データの実在性について疑うむきもあったようですが、あのようなデータが出たことは事実であるということです。
したがって、あの画像・データの実在性そのものについては、もはや争点にならないと思います。」
 
2 小保方氏の検証実験を監督指導した先生の証言

「なぜ検証実験を成功としなかったかというと、qPCRについてはマーカーであるGapdhの値が低かったため自信を持って出せなかったということ、そしてやはり再現性にムラがあったということが大きな理由のようです。」
「さらに本実験では、自ら解析させないという制約のもとに行われましたが、このような制約が不当なものであったということも、認めておられます。」
この先生御自身は、このような劣悪にすぎる環境・コンデションのもとに検証実験が行われることに反対であったようなのですが、検証実験をやるというが小保方さんの強い意志であったということです。」
 
 ooboeさんが紹介していたように、理研のスタンスが変わって、7月以降の予備実験段階の画像、データも含めて開示されるようになったようですね。佐藤氏らの取材陣の情報公開請求が背景にあるのかもしれません。
 DORAさんの書きぶりからは、小保方氏のHPの画像、データは、既に現物を入手しているのか、それとも指導監督者の証言に基づくものなのかがはっきりとはわかりませんが、7月時点での予備実験のものも開示されて現に入手し紹介されているのであれば、8月初旬(814日の間)の画像、データそのものも、入手されているのかもしれませんね。もしかすると、ooboeさんが紹介していたように、データは理研保有の機器にかけないと棒グラフにならないという生データしか公開されていないのかもしれません。しかしそうだとしても、それらの棒グラフそのものが明らかになるのは時間の問題でしょう。
 
 「指導監督の先生の証言」が、誰に対して証言したものなのか、この記事からだけではよくわかりません。佐藤氏らの取材チームに対して行ったものなのか、それとも、検証実験結果を取りまとめるに際しての内部検討資料の一つを情報公開等で開示されたものなのか・・・。しかし、そのどちらであっても、検証実験結果報告自体の検証に直接資するものですし、相澤氏が会見の最後で「こんなやり方は科学ではない」と述べたことの意味を探る貴重な材料にもなるものだと思います。
 
●あれだけ否定派の人々が叩いていた小保方氏の『あの日』の記述や、HPの画像、データが、情報データの公開や監督者による証言によって裏付けられつつあるのであれば、大きな進展です。
 DORAさんの記事もあっさり書かれていますし、遠藤氏の解析に関する外部識者の評価報告書の内容なども、佐藤氏の著書でこれもまたあっさりと紹介されていますが、それらはいずれもインパクトが極めて大きい一次材料です。
 
 DORAさんによれば、
 
「佐藤氏にはわたくし以外にも、複数の協力者が存在し、彼らは現在も取材活動を続けているようです。」
「あまりにもストレートなやり方だが、理研は、メールで質問を送ると、結構丁寧な回答を送ってくれるのである。」
 
 ということですので、情報公開請求と直接のメール質問等を通じて、専門的知見を有する佐藤氏、DORAさんらの取材チームによって、謎を解くピースが集積され、これまでの謎が解明されることに期待したいところです。
 それらのピースの集積過程とそれらを分析した結果とがまとまれば、どこの賞かは別として、真のノンフィクション大賞に値するものになることでしょう。


※ 最新記事の「FES1の移送経路」でも、次の点は、要注目ですね。客観資料に基づいて、じわじわと「真相」が浮き彫りになってくるような気がします。和モガさんの一連の分析記事と併せ、今後が楽しみです。

「小保方氏冷凍庫の保全者、STAP解析チームのリーダー、自己点検委員会の理研メンバーは、ほぼ同一人物で構成されていることがわかっている。この中に悪意のある人物がいれば、小保方氏の冷凍庫にFES1をしのばせることぐらいは簡単である。
 しかし、理研の内部資料をみると、別の可能性も浮かんできた。それはすなわち、「129/GFP ES」の中身が最初からSTSP幹細胞FLSだったということだ。それなら、「129/GFP ES」=「FLS」という解析結果が出るのは当たり前だ。」