理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

【備忘】STAP論文投稿時に、強硬に大幅な再再修正を要求したが、エディターに無視された査読者の存在・・・


 ちょっと備忘的に書くのですが、小保方氏の手記を読んでいて、気になる箇所がありました。

 ネイチャー誌のアクセプトに至る大詰めの局面の描写です。

「このような経緯で、9月7日に再投稿した修正論文に対するネイチャーからの返事は10月3日に届き、更なる修正を要求するコメントが付けられていた。コメントに対する回答を用意し、要求に沿った再修正を行った再修正論文を11月15日に再々投稿すると、その再修正論文に対するネイチャーからの返事が12月13日に届けられた。そこには更なる修正を求めるコメントが記載されていたが、3人いたレビューワーのうち、強硬にさらなる大幅な修正を要請していた一人のコメントはエディターの判断で答えなくていいことになりその他の細かな修正をこなし、12月16日に再々修正論文の投稿を行った。」(P126)

 こういう経過を経て、12月21日にアクセプトの連絡がくるわけですが、気になったのは、この強硬に更なる大幅な修正を求めていた査読者は、どういう気持ちになったのだろう? ということです。

 これだけ「強硬に、大幅な再々修正」を要求していたものが、エディターの一存で無視してもいいとされたのでは、不愉快を通り越して、憤懣やるかたない気分になったのではないだろうか・・・と想像しました。

 大幅な再々修正を強硬に要求したということは、論文内容にまだまだ問題、疑問があると考えていたのでしょうし、その自分の要求を、エディター如き?に無視してもいいとされたのでは、怒り心頭だったのではないか・・・と感じます。
 もともと、自分の研究の時間を割いて、依頼に応じて、ボランティアで査読をしているのに、それを無視するとはなんだ?! という不満もあることでしょう。
 ネイチャー誌のSTAP論文の発表に対して、少なくとも、好意的には見ていないだろうということは容易に想像できます。

 ここから先は、全く根拠のない妄想ですが、この激烈な不満を持ったであろう査読者の存在と、STAP論文公表後のあまりに早いネットでの疑義の指摘とは、何か関係しているということはないだろうか・・・と頭に浮かびました。
 ネットでの指摘があまりに早かったということが言われますが、内容をよほど読み込まなければ生じない問題指摘だとすれば、査読者は読み込んでいるわけですから、極めて早い時点での指摘は可能といえば可能でしょう。
 何も根拠はないのですが、素人の発想で、ふとそんな連想が思い浮かんだ次第です。査読者だって、人間ですし・・・。