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BPOのNHKからのヒアリングは、5月31日の臨時会合で


 BPOのサイトに、5月17日会合の議事録が掲載されました。

 そこでは、次のように書かれています。

「委員会は4月26日に臨時委員会を開いて申立人のヒアリングを行った。被申立人のNHKヒアリングは熊本地震の報道対応のため主なメンバーの出席が不可能になったことからいったん延期し、5月31日に開催する臨時委員会で行うことになった。今回の委員会では、NHKヒアリングに向けて、質問項目等が確認された。」

 ということで、5月31日に臨時会合が開かれて、NHKからヒアリングをするそうです。
NHKとしては、熊本地震の報道対応を理由にして、1か月の猶予を得たわけですが、その間、必死に抗弁を検討したことでしょう。

 ちなみに、NHKが延期を求めた際に、熊本地震の報道対応を理由としたということからすると、あのNHKスぺシャルは、社会部主導で行われたことを推測させるものです。
 たしか、中国の李氏に電話インタビューしていた記者は、因縁の科学部記者だったのではないかと思いますが、彼の報じ方は科学部というよりは、スキャンダル的なものを報じる社会部的センスのものでした。
 それと、ある意味わかりやすい誘導的な材料の並べ方や演出の仕方、そして、パパラッチ的追跡、ホテルという公共空間での強引な取材などは、社会部の発想、行動様式でしょう。

 なお、6月の定例委員会は6月21日に開かれるそうです。おそらく、それらの定例会合と臨時会合を何回か繰り返して、年内には決定に至るのではないかと思います。
 BPOの委員会としても、ヒアリングしたこと自体を大きくHPで紹介しましたし、マスコミも一般国民も大きな関心を持っているということを肌身で感じているでしょうから、審議を急ぐものと想像しています。今後、ヒアリング結果を踏まえて決定の方向性が議論されるでしょうが、その上で、起草委員会による起草作業が始まれば、BPOの判断は概ね固まったということが言えるかと思います。

 BPOの決定、勧告と、それに踏まえた第三者委員会等での調査を通じて、多くの疑問を解明する材料が出てくることを期待したいところです。