理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

小保方氏が告発に「反撃」する場合の3つの告訴の局面―理研関係者、若山研関係者も明らかに


 DARAさんが、石川氏の告発の展開に関して意味深なことを書いておられましたが、それはともかく、もし自分が小保方氏の立場であれば、どのようなカウンターを放つか? ということを考えてみました。あくまで頭の体操ですが、あり得る現実的な選択肢だと思います。
 
 3つありまして、

(1)石川氏に対して、虚偽告訴罪(旧・誣告罪)及び名誉毀損罪で告訴する。

(2)若山研研究者を、氏名不詳にて虚偽告訴罪の幇助罪、教唆罪で告訴する。

(3)2チャンネルの「小保方が引っ越しのどさくさに若山の所から盗んだ細胞が箱ごと発見されたことも公表しろよ。丹羽のTSもたくさん出てきただろ。・・・小保方~地獄の底はまだまだ深いぜwww」(20146月)その他の怪文書についての名誉毀損罪で告訴する。
  
 いずれも、小保方氏本人が被害者であり、その「告訴」ですから、警察は受理義務があります。
(1)の虚偽告訴罪については、告発された場合のカウンターとして定番ですが、自らは潔白だと考える一方で、どのみち事情聴取は受けるのであれば、告訴するのではないかと思います。それによって、どちらが嘘を言っているのか白黒つけようということです。
 最初の告発は受理されていないので対象になりませんが、氏名不詳で受理されたものは、小保方氏が実質的な対象であることは石川氏の発言でも強く示唆されていますし、何より、「盗んだ」ということ自体が虚偽の可能性が高いですから、氏名不詳であっても、「人に刑事又は懲戒の処分を受けさせる目的で、虚偽の告訴、告発その他の申告をした者」に該当するのではないでしょうか?(解説では、「保護法益は、第一次的には国家の適正な刑事司法作用という国家的利益であり、二次的に個人の私生活の平穏という個人的利益であると解するのが通説である。」とのことです)。
 
(2)の若山研メンバーの氏名不詳での告訴は、こういうことです。
 石川氏は、若山研に訪問して若山氏及びラボメンバーから話をきいて多数の証拠を得て、告発理由を書き換えたといっていましたし、若山研の研究者が作成した細胞のBoxを盗まれたとの石川氏発言を若山研関係者は否定しませんでした。そして、若山氏は小保方氏に残った細胞は処分するようにとの指示をしていたというのが小保方氏側の認識です。となれば、石川氏の事実に反する告発の裏には若山研関係者がいると当然考えられます。それで幇助罪にならないか、ということです。唆したら教唆罪です。
また、先日の木星さんによるフライデー記事の取材源の公表により、より具体的な名前が出ましたので、それも傍証として使えるでしょう。
 以下の幇助犯・教唆犯の解説サイトを見ていると、かなり幅広く適用される印象です。
 
(1)の名誉毀損については、
 最初の告発では、小保方氏を被疑者として、「地位と名誉を目的として、ES細胞を盗んで捏造を働いた」との趣旨を告発理由にしましたから、完全にアウトです。石川氏は名誉毀損は受けて立つといっていましたから、本望でしょう。
 その後受理されたときには、被疑者不詳と変更されましたが、マスコミやFacebookでの発言は、明らかに小保方氏が窃盗犯、捏造犯と実質的に断じていましたので、名誉毀損に当たるでしょう。
 
 おもしろい・・・といっては不謹慎ですが、(3)の2チャンネルの怪文書への名誉毀損での告訴も、非常に効果的なカウンターでしょう。
 その怪文書は、「小保方氏が盗んだ」と書いていますから、名誉毀損ですが、報道される前に、「Boxが見つかったことも公表しろよ」と指摘していますから、明らかに理研内部の事情に通じた関係者であり、小保方氏に対する悪意を持って工作をして様子が見て取れます。時期的にもNHKへのリークと同時期ですので、それに密接に関わった人間だと推察されます。それを特定できる可能性がありますので、興味深いという意味での「おもしろい」ということです。
 
 もしかすると、既に小保方氏側は、プロバイダー責任制限法に基づき、民事での名誉毀損での訴えの為との理由で、IPアドレスを請求しているかもしれません。7日間、発信者側から返事がなければ、請求者に開示されることになります。氏名がわからなくても、警察に告訴すれば、そのIPアドレスから発信者氏名を割り出すことは比較的簡単だそうです。
 警察の一からの捜査ですと、IPアドレスの開示には令状により、IPアドレスの契約者氏名の開示には「捜査関係事項照会書」により、行うようです。
  (参考)http://株式会社web広報.jp/guide/to_police.html
 
 これらを合わせて捜査がなされれば、石川氏は誰と相談して、どういうシナリオで小保方氏を窃盗犯に仕立てあげようとしたのか? その際、理研関係者がどのように係わり、どういう背景で怪文書を流したのか? ということが明らかになってくるのではないだろうか・・・と感じます。
 小保方氏側が、一方的に告発されて、そうではないとの受け身的対応だけに終始するだろうか?と感じますし、今回の手記を見ても、ある程度精神的に立ち直り、攻勢防御的マインド、姿勢が出てきているのではないかと感じるものですから、こういったカウンターの告訴をしている可能性もあるのではないか、と思った次第です。
 
 石川氏らが、こういうカウンターを受ける可能性を念頭においてやったのか、はなはだ疑問です。
 前にも書きましたが、「過ぎたるは及ばざるが如し」であり、小保方氏を抹殺するつもりで告発したことが、逆に自分たちの首を絞める結果になるのだとすれば、皮肉なものです。