理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

備忘メモ3件ー①STAP細胞に言及した特許出願/②比較的冷静な記事/③NHK会長人事とBPO

 
 ちょっと備忘録的に・・・。
 
1 STAP細胞に言及した特許出願
 
 読者の方に教えていただきましたが、STAP細胞に言及した特許出願が、2015115日付でなされているとのことです。
  それで、言及されている特許出願の内容をみると、
 
 特開2015-198644
「未分化細胞から分化細胞および/または分化細胞の産生物を取得する方法」
 
 ということで、未分化細胞のひとつとして、STAP細胞を挙げているというものでした。
 
【請求項4
未分化の細胞が、幹細胞または前駆細胞である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5
幹細胞が、ES細胞、クローンES細胞、間葉系幹細胞、iPS細胞およびSTAP細胞からなる群より選択される少なくとも一つである、請求項4に記載の方法。
 
 ですので、STAP細胞自体の作成に関わるものではないですが、桂調査報告書により、STAP細胞はES細胞だとほぼ断定された後に出願されている中で、STAP細胞を認知した形になっているという点では、興味を惹きます。
 STAP細胞の特許出願はハーバードにより維持されているので、それを前提として、ということなのでしょうね。
 
 その出願人が、シスメックス(株)という神戸の医療機器メーカーですが、それなりに知られていますよね・・? 検体検査に関連する製品の開発、製造、販売及びサービスを事業とし、「特に血球計数装置では米ベックマン・コールター社などと世界のトップシェアを競っている。」由。
 http://www.sysmex.co.jp/
 
2 比較的冷静な記事
 
 以下のinfoseek掲載のリテラの記事は、小保方氏の手記に対する「読まないままの非難」一色の記事が多い中では、比較的冷静に小保方氏の問題提起を受け止めていますね。


3 NHK会長人事とBPO決定のタイミング

 NHKの不祥事続きで、籾井会長が来年1月までの任期(3年)を待たずに、解任か?という観測が、マスコミで取りざたされています。
 以下は、日刊ゲンダイですので、反安部政権ですから、バイアスがあるのかもしれませんが、
同様の観測は、『選択』その他の雑誌でも書かれていて、3月の予算案承認前後がひとつの山のような雰囲気です。

 それで、それはどうでもいいのですが、もしそういうことになって、そう遠からず、不祥事の責任を取って会長が交代して、心機一転・・・となったとしても、タイミング的に、STAP細胞についてのNHKスペシャルに対するBPOの決定が、夏までには下るでしょうから、新体制発足から間もないうちに、また不祥事として注目される可能性が大だろうと思われます。
 ともかく、看板番組の「クローズアップ現代」が、やらせでBPOから勧告をうけてしまいましたし、それ以上の看板番組のはずの「NHKスペシャル」が、人権侵害で勧告を受ける事態となると、打撃は大きいでしょう。

 今回の小保方氏の手記の影響もあって、STAP細胞に関するNHKの報道は、メディアスクラムの中心的イメージができつつありますし、あのNHKスペシャルの報道内容のバイアスのかかりぶり、人権侵害ぶりは、広く認識されつつあります。
 3月のBPO会合では、双方からヒアリングをする予定になっていますから、そこで、小保方氏側は、手記の内容も含めて改めて論点の主張の補強として提示することでしょう。あの手記に書かれたNHKのパパラッチぶりは極めて生々しいものですから、委員に与えるインパクトも大きいと思います(もちろん、若山氏への一方的肩入れぶりに関してもです)。

 手記がベストセラーになって改めて注目を浴びている流れで、BPOが人権侵害勧告をすることになれば、NHKの会長以下が新体制になっていたとしても、打撃が大きいことでしょう。